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2018年04月 アーカイブ

2018年04月02日

セマナ・サンタ@マドリード2018

日本では、今年の桜は早くてもう散ってしまったところもあるそうですね。ここマドリードでは3月中は肌寒い日が多かったのですが、ようやく最高気温が15度を超えて春らしい日が続くらしいです。

今年のセマナ・サンタは3月25日から4月1日までで、今年も去年に引き続き、マドリード市内のプロセシオンを見に行ってきました。今年は、マドリードの市役所のHPの情報を見ていたら、サエタを聞けるということが分かったので、その時間に合わせて行ってきました。

まず、サエタ(エにアクセント)とは何か、ご説明します。サエタは、特にアンダルシアやエストゥレマドゥーラ地方のセマナ・サンタのプロセシオンが通る時に歌われる歌で伴奏なしで歌われる宗教歌で、フラメンコの曲調の一つであるシギリージャが多いとのことです。
You Tubeで探してみたので、こちらをお聞きください。
https://www.youtube.com/watch?v=u0HHdxt5_kY

悲しい旋律で、キリストやマリア様への思いが伝わる情熱的な歌ですよね。この動画のようにプロセシオンを実施する信徒団が契約している場合もありますし、突然信徒の人が歌い出すということもあるそうです。バルコニーから歌うことが多いようです。

私が聞きに行ったのは、マドリード市役所が計画したもので、もともとマドリードのプロセシオンではサエタを歌う習慣はないそうです。場所はマヨール広場で、近くの教会から担ぎ出したキリストやマリア様のプロセシオンが広場を通るようになっており、その時にバルコニーから歌うことになっていたようですが、この日はあいにく雨が降り出し、プロセシオンが早々と通り過ぎてしまったので、その後観客に向かって歌ってくれたのですが、それはそれは感動的な歌声でした。


  マヨール広場を通ったプロセシオン

興味のある方は、是非本場のアンダルシアのプロセシオンに聞きに行ってみてください。また、アンダルシアまで行けない方は、私のようにマドリードで生のサエタを聞いてみてはいかがでしょうか?ちなみに、今年のマドリードでのサエタは聖金曜日の夜9時半からでした。その時間の前後ではマヨール広場の近くでいくつかプロセシオンが出ているので、そちらを見学することもできますよ。

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2018年04月18日

長いトンネルを抜け・・・

前回の4月2日の投稿で少し春めいた天気となったと書きましたが、その後また冬に逆戻りの天候でした。この春は本当に雨が多く、肌寒い日が続きましたが、ようやく、冬のコートもセーターもいらない春らしい陽気となりそうな予報となっています。

雨が少ないスペインでは、特に去年の秋までダムの貯水量が激減しているというニュースが多かったのですが、この冬から春の降水のおかげで、貯水量が大幅に上がりました。それどころか、スペインの北東部を流れるエブロ川では氾濫が起きるという事態にまでなっています。

ご記憶の方も多いと思いますが、全世界に影響を及ぼしたリーマン・ショック後、特にスペインでは、失業率は他の国々よりも大きく、国の財政難もかなりのものでした。その象徴が、スペイン広場周辺のランドマーク的なビルが幽霊ビルとなっていたことではないでしょうか?

Edificio de España とTorre de Madrid ともう一つ大きなビルが、2012年頃からスペイン広場を囲むように空きビルのままずーっと長い年月が経っていました。

ようやく、スペイン経済も長いトンネルを抜け、去年、Torre de MadridでBarceló ホテルチェーンが入りましたし、今年2018年に入ってからスペイン広場の南東側の通り沿いに、5つ星のVP Plaza Españaがオープンしました。

そして、2017年からEdificio de Españaがリフォーム中で、来年夏ごろホテルとショッピングセンターがオープン予定ということです。どんな建物になるのか、とても楽しみです!
スペインの有力紙、El Paisの情報から見つけたリフォーム計画によると、最上階26階にはマドリッドを360度見渡すことができるプール付きのスカイバーができ、6-24階にはホテルの部屋が650部屋、地下1階から2階までにショップが入るようです。

画像の確認

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