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スペインお墓事情

今日は11月1日。スペインでは「諸聖人の日」の祝日です。この日には、亡くなった家族のお墓参りに行く慣わしがあり、1年のうち最も花が売れる日だと、朝のテレビニュースで言っていました。お墓に供える花で最もポピュラーなのは、菊だそうです。でも、日本の仏様やお墓に供えるあの典型的な白や黄色の菊だけではなく、形や色など様々なものが売れるそうです。別に決まりがあるわけでなく、その他の花、バラやカーネーションなどもよく売れる花だそうです。

この日は、毎年、お墓や葬儀に関する話題を話すことが多いですね。今日は、葬儀にかかる費用について詳しく説明していました。

今年の話題では、マドリードとスペイン南東にあるムルシアでの葬儀にかかる費用が違いすぎるということを強調していました。マドリードでは、ムルシアの24倍もかかるというのです。これは、葬儀に関わる業者で競争がないことを理由に透明性に欠けているのが原因ではないかと、消費者庁で指摘されたということです。

でも、マドリードで葬儀費用が平均約3500€(日本円で約50万円弱)というので、日本に比べるとかなりお安いですよね。日本では、墓地購入となると、東京と地方ではかなりの差があるでしょうが、葬儀費用に関してはそれほど地域差はないと思います。

スペインでは埋葬が多いのですが、埋葬するお墓によって値段も違います。地下に埋葬する場合、当然場所をとりますから費用がかかりますが、Nicho(ニチョ)と呼ばれるアパート式のお墓はリーズナブルなお値段で借りることができるそうです。

また、去年の同じころに書いた投稿「諸聖人の日」で、この日に食べるスイーツについて書きましたが、カタルーニャでは違うお菓子を食べる習慣があることを最近知りました。それは、Panellet(パネリェッ)というもので、マサパンの生地に松の実をまぶして焼いてあるものだそうです。おいしそうですが、たくさん食べるとカロリーが高そうですね。

panallets.jpg

*写真はほかのサイトからの拝借しています。

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2017年11月02日 00:20に投稿されたエントリーのページです。

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