2月もあとわずかとなりましたね。毎年感じるのですが、スペインの方が日本より春の訪れが早いような気がします。先週末くらいからいいお天気の日が続き、今週は最高気温が18-9度まで上がる日が多いです。そろそろ、春の訪れを告げるアーモンドの花が咲き始めるころとなっています。南部の方ではもう咲いているかもしれません。
今日は、12月初旬に行ったシグエンサのパラドールについて書きたいと思います。
シグエンサのパラドールは、シグエンサ城を改装して営業しています。シグエンサの街の最も高い位置にそびえ立つ堂々とした建築物です。元々は、ローマ人たちが建てた城塞のあったところでその後アラブ人たちが要塞を造り、そこへ1123年から建築が始まり、19世紀まで司教や枢機卿の住居として約700年間に渡り使用されていました。
19世紀に入ると貴族制度が廃止となり、シグエンサ城は居住者がいなくなり荒廃してしまい、そして市民戦争で壊滅的に破壊されてしまったそうです。その後、パラドールとして利用する計画が始まり、改装工事を経て1976年にパラドールとしてオープンしました。
改装は残されていた設計図や文献などをもとに歴史的に価値のあるものを残しているので、当時の様子を感じ取ることができます。
この前訪れたときは、宿泊はせず、昼食だけパラドールのレストランで食べました。パラドールでは、もちろん食事だけの利用もできるようになっています。レストランは清潔感もありつつ、重厚な内装になっています。
この日はセットメニューで注文して、第一のお皿としてほうれん草のサラダ、メインディッシュに牛肉のステーキを頼みました。サラダはザクロの実がちりばめられていて、酸っぱさがアクセントとなっていました。ステーキはご覧いただけるように、お肉を焼いただけのシンプルな味付けなんですが、岩塩がとてもマッチしていておいしかったです。
食事の後は、中庭を見学。とても美しく手入れがされていました。
昔のお城に泊まってみたいという方。パラドールには古城を改築したものがいくつかありますが、ここシグエンサのパラドールはマドリードからも近いのでお勧めです。
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