再選挙、決定
例年、５月は初夏のすがすがしい気候の日が多いのですが、今年はとても雨が多くて、日本の梅雨みたいな気候となっています。ちょうど一年前、コルドバのパティオ祭りに行きましたが、そのときは夏のように暑い日で半そでのシャツでも暑いくらいだったのですが、今年は雨が多く肌寒い日になっているようです。
2015年12月20日にスペイン総選挙があり、2大政党が議席数を大きく減らす結果となりましたが、なんとその後、どの政党も連立の協議がまとまらず、まだ新政権が樹立されていません。12月20日の総選挙に関して書いたものはこちら→http://www.spain-column.com/2015/12/post_211.html
12月20日の選挙で第2党となった社会労働党のサンチェス党首が、信任投票に臨みましたが、過半数には至らず、結局、6月26日に再選挙を行うこととなりました。
支持政党を聞く世論調査などでは、また選挙を行ってもそれほど大きな違いが出ないだろうとの見方があり、結局また政権を作る政党や連立協議も出来ず、再選挙を繰り返さなくてはならないかもしれないという見方もあるようです。
新政権が樹立されなければ2015年12月までの国民党政権が続きますので、国民の生活にはさほど影響はでません。ただ、新しい政策が実施できないので、せっかく上向きかけたスペイン経済が停滞する恐れがあります。
最新のニュースでは、新政党のポデモスが左派連合と選挙協力することが決定したようで、ポデモスが議席を伸ばす可能性も出てきたようです。ポデモスが他の政党と連立を図り政権が誕生すると、大きく政策が変更されることも否定はできず、暮らしが大きく変わることも予想され、選挙権のない我々ですが6月の選挙結果にも大いに注目しています。
選挙関係で話題を一つ。選挙管理委員についてです。スペインでは、一般市民から選挙管理委員が選出されます。なので、選出されると投票日には投票所に行って、投票に必要な作業をしなければならないそうです。前回の選挙で息子の友だちが選出されたそうで、そのことを知りました。病気や妊娠など、正当な理由がないと断ることはできないそうです。約63€（1€＝約124円）の日当が出るらしいですが、拘束時間も長いので結構大変です。
今日は何も写真がないので、1年前のパティオ祭りの時にとった写真をアップします。
あぁ、美しかったですね。一年前のパティオ巡りを思い出しました！今年行かれた方はちょっと残念でしたね。太陽光で写真の撮れ方が変わりますから。
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