今日は、12月23日。クリスマス・イブ(スペイン語ではノチェ・ブエナNoche Buena)の前日です。そのため人々はクリスマス・イブのご馳走準備のために、あちこちに買い物に走り回っています。
先週の日曜日、12月20日に、4年ごとに行われるスペイン総選挙が実施されました。開票の結果、既存の政党が大きく議席を減らし、一方新しい政党2つ、ポデモスとシウダダノスが議席を獲得し、約40年続いた二大政党時代が終わりを告げました。
その4政党のうち、連立を組む可能性がある、国民党とシウダダノ、社会労働党とポデモスのどちらも過半数を獲得できず、新政権発足までには協議が難航するのは必至で、再選挙になる可能性も高いと言われています。
我が家は4人家族ですが、全員国籍は日本ですので、スペインでの選挙権はありません。ですが、今回の選挙は大きな変化が訪れるだろうと言われていたので、日曜日の夜は今まであまり見たことのない選挙速報を見守っておりました。長男は24歳ですが、その友達約10人はすべて投票に行ったそうです。投票日前のテレビ討論なども良く見て、友達で集まったときなどでも政治の話をするそうです。回復しつつあるスペイン経済ですが、それでもまだ若者の失業率が高い状態が続いているので、友達はほぼ全員新しい政党に一票を投じたそうです。今回の総選挙の投票率は73.03パーセントだったそうで、若者の投票率が高かったんでしょうね。日本の若者と違って政治に興味を持っている人が多いと聞いていましたが、それは間違いないようです。
今回のスペイン総選挙に関する投稿を書くにあたって、皆さんに是非お伝えしたかったことがあります。それは、難しい政策とかの話ではなく、新政党の党首たちの見た目のことです。
まず、2014年に結成したばかりで第三党となったポデモス(日本語の意味は、「私たちはできる!」)のパブロ・イグレシアス。長髪をいつも後ろで束ねていて、そしていつも軽装な服装。既存政党への抗議運動から生まれた政党なのでうなずけますが、スーツ姿は今までに一回も見たことがありません。そんないでたちでも政治家が務まるとは、日本じゃ考えられません。
そして、もう一つのシウダダノスの党首、アルベール・リベラは35歳。2006年の結党からの党首なので、そのときは若干26歳だったんですね。地方選挙のときなどにテレビに出ていたのですが、若くてイケメンなので注目していました。
新しいスペインの政権がどうなるのか、しばらくニュースから目が離せません。日本の皆さんも見守っていてくださいね。
2015年の投稿はこれでおしまいです。2016年もどうぞよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。
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