国民の大部分がカトリック教徒であるスペインでは、クリスマスは一年で最も大切な時期です。ちなみにスペイン語では、クリスマスのことをナビダ(Navidad、ダにアクセント)と言い、クリスマス(Crismas)というとクリスマスカードのことを指します。
クリスマスまであと2週間くらいとなった一昨日、近くにある大きめのショッピングセンターに行ってきました。目的はいつものお買い物とかわいいクリスマスカードです。
すると、クリスマスのための飾りコーナーが設けられていて、思わず立ち止まって見てしまいました。そして、ツリー用の飾りがあまりにかわいかったので、小さいツリーを買ってしまいました。大きいツリーはあるのですが、子供たちがもう大きくなってしまったので最近は飾ることもなく、物置に入れっぱなしだったのです。
スペインでは、今ではクリスマスツリーを飾る家も多いようですが、ベレンというキリストがベツレヘムの馬小屋で生まれた様子を人形などで再現したものを飾るのが一般的です。このベレン関連商品も所狭しと置かれていました。
こういう飾り物だけでなく、クリスマス前にはショッピングに大忙しです。というのは、親戚一同集まる時のためにクリスマスプレゼントを買わなくてはいけないし、イブのディナーやクリスマスの昼食のための食事の準備もしなくてはならないからです。職場や学校などでクリスマスプレゼントの交換をするところも多いです。
生鮮食料品などはもちろん直前に買いたいですから、食事の準備にはまだちょっと早いですが、ママたちは張り切ってクリスマスには豪華な食事を用意します。こういう高価な海老や鯛などが食卓に上ります。写真に出ている価格は、1キロ単位の価格です。
日持ちのする飲み物やデザート類はもう買っている人が多いようでした。日本では、クリスマスのスイーツというと、イチゴがのったデコレーションケーキを想像する人が多いようですが、こちらでは、アーモンドやナッツを蜂蜜、砂糖、などで固めて整形した「トゥロン」や、小麦粉、砂糖、ラードが主原料の「ポルボロン」やトレドのお土産として有名な「マサパン」などがクリスマスに食べる伝統的なお菓子です。
国によっていろいろと習慣が違うので面白いですね!
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