８月後半くらいから、今年もあちこちのショッピングセンターに「Vuelta al cole（学校が始まるよー）」と大きく書いた看板が掲げられています。長かった夏休みももうすぐ終わり、新学年に向けて学用品や教科書をそろえるのに親たちは大忙しです。
リーガ・エスパニョーラは、2015-16年の新シーズンが始まっており、先週末には第二節の試合が行われました。夏の選手の移籍の締め切りは8月31日だったのですが、9月1日の朝、みんながあっと驚くニュースが舞い込みました。
このコラムの7月8日の投稿で、長年レアル・マドリードの正ゴールキーパーで主将でもあったカシージャスがポルトガルのポルトに移籍するかもしれないとの記事を書きましたが、それはその後正式に決定しました。その頃から、マンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘア選手が（スペインではデ・ヘアと呼ばれています）ゴールキーパーとやってくるだろうと噂されていました。
それが、8月の末ごろになっても正式な契約が行われておらずどうなるのかと思っていたら、8月31日に両チームで話がまとまり、デ・ヘアがレアル・マドリードに来ることになったとニュースが入りました。ところが、その翌日の9月1日の朝、その正式な契約書類が31日中に間に合わなかったということで、交渉が破談となってしまったと報じられたのです。
デ・ヘア選手は、アトレティコ・マドリード出身の24歳。10歳の頃から下部組織でプレーしていて、若干18歳の時にトップチームに呼ばれ、しかもすぐに大活躍。その後、スペイン代表選手としても選ばれ、現在所属しているマンチェスター・ユナイテッドからオファーをもらうなど、一流選手の仲間入りをしました。
リーガ・エスパニョーラについて詳しい方はよくご存知かと思いますが、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードは同じ都市に本拠地を置きながら（というか、それが理由なのでしょうが）、敵対心むき出しにしています。サポーターはきっぱり二つに割れ、犬猿の仲です。だから、アトレティコのサポーターはこのニュースを喜び、レアルのサポーターは悲しんでいます。
本人はレアル・マドリードに移籍したかったそうなので、とても悔しい思いをしているでしょうが、まだまだ若いのでこれからも頑張って活躍してほしいと思います。
そして、今シーズンの私たち日本人の中でのニュースは、日本の代表チームの乾貴士選手が、スペインバスク地方にある、エイバルというチームに入ったことですね。エイバルは昨シーズンにプリメラ・ディビシオンにあがったばかりのチームですが、今シーズンは今のところなんと1位です！乾選手はまだプレーしていないようですが、、、今後の活躍に注目したいですね。
是非是非、直接スタジアムで観戦していただきたいです！
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