カンポ・デ・クリプタナでゆっくりお昼ご飯を食べ、帰りにエル・トボソという村に寄りました。カンポ・デ・クリプタナからは車で20分弱です。
エル・トボソ村は、「ドン・キホーテ」のお話に出てくるお姫様、ドゥルシネアが住んでいたという村です。そのお姫様の名はドゥルシネア・デル・トボソ、でも本当は村に住む百姓娘をお姫様に仕立て上げているのです。
この小さい村はドン・キホーテと絡めて観光誘致に力を入れているようで、セルバンテス博物館やドゥルシネアの家などがありますし、エル・トボソの観光案内サイトには「ドン・キホーテ」後篇の第9章にあるドゥルシネアに会うためにエル・トボソに行くという部分をたどるコースも案内されています。残念ながら私は、行く前にほとんど準備もしないで行ったため、と言うより、カンポ・デ・クリプタナからの帰りに突然寄ることになったため、全くそういうものがあるとは知りませんでした。また、セマナ・サンタの祝日の午後に行ったため、博物館などはもう全部閉まっていたのです。
ほんの1時間もあればすべて廻れるくらいの小さい田舎の村ですが、建物の壁や通りなどきれいに補修されていますし、あちこちに教会や庭などもあり、とても美しい村でした。
こういう田舎の家には、どういうわけか、家の入り口にカーテンを取り付けている家が多いのですが、この村ではドン・キホーテの絵の模様がついた布をカーテンにしていました。
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