ミゲル・デ・セルバンテス
スペインでは明日からセマナサンタの4連休が始まります。学校は先週の金曜日から来週の月曜日までの約10日間のお休みが始まっていて、また夏一歩手前くらいの陽気にあちこちの通りではリラックスしている人々であふれています。
3月半ば頃、マドリッド市内のラス・トゥリニタリアス・デスカルサス修道院の地下から発見された遺骨の一部がミゲル・デ・セルバンテスのものであると発表されました。
ミゲル・デ・セルバンテスとは、あの17世紀の有名な小説、「ドン・キホーテ」を書いたスペイン人作家です。セルバンテスがこの修道院に埋葬されている事は様々な記録などからかなり前より分かっていたことらしいですが、2014年の春、考古学者や法医学者などの発掘・調査チームが結成され、調査を開始し、約一年たった先月この発表となりました。
遺骨は17人分あったといい、またDNA鑑定などはできていないとの事ですが、M・Cとセルバンテスのイニシャルの入った棺桶の木片も見つかっているそうです。セルバンテスが亡くなったのは1616年4月22日ということなので、約400年後に掘り出されて、どのように感じているのでしょうか?
「ドン・キホーテ」は世界中の言語に翻訳され、多くの人に読まれた小説で、またその後のいろいろな文学作品に影響を及ぼしたとされています。スペインでは、最も重要な作家の一人として見なされていて、中学校ではセルバンテスの生涯や「ドン・キホーテ」について学習をします。社会見学としてゆかりの地を訪問します。私も、このセマナサンタのお休みにドライブしてゆかりの地に行ってみたいと思っています。お楽しみに!
<今日の写真はすべて他のサイトより拝借しております>
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