春の日差しがキラキラと輝いて気持ちいい昨日の午後、マドリード市内のビルがたくさん建ち並ぶビジネス街の中にひっそりとたたずむ、小さなソローリャ美術館に行ってきました。
ソローリャ美術館は、スペインのバレンシア出身の画家、ホアキン・ソローリャ(1863~1923)の作品を展示しており、1912年に建築されたソローリャ本人が使用していた住宅、兼アトリエをそのまま美術館にしています。
こじんまりとした入り口を入ると、都会の喧騒から一転、緑があふれる素敵な庭があります。オレンジがたくさん実った木はとても美しく、また、アンダルシア風のタイルで装飾された階段やベンチが素晴らしかったです。
バレンシア出身と言うことで、海辺の人物・風景や漁民を描いた作品が多く、いずれも柔らかい色彩のほのぼのとした絵が鑑賞する人の心を穏やかにしてくれます。特に、海辺で遊ぶ子供達の楽しそうな姿が印象的です。プラド美術館にも作品が展示されており、日本語のオーディオガイドがある約50作品の中でも紹介されています。
画家が実際に絵を描いていた、住んでいたということで当時の様子を撮った写真も展示されていました。
小さい美術館なので、入場料は3€ととてもお安いです。マドリード滞在で少し時間が空いたときなどに訪れてみられてはいかがでしょうか?
ソローリャ美術館の公式HPはこちら→http://museosorolla.mcu.es/index.html
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