先週は20度を越す暖かい日が続き、春が来たと喜んでいたのですが、今週は一転して冬に逆戻りしたかのような寒い日になっています。日本でもそうですが、一気に春にはならないものですね。
そんな中、バレンシアでは火祭りがクライマックスを迎えようとしています。毎年、3月19日の夜中、厳密に言うと20日になったばかりの時間にファジャ(張り子の人形)を燃やして祭りが終了します。私もスペインに住むようになるまで、このファジャを燃やすことだけが祭りだと思っていたのですが、それまでにさまざまな催しがあることをご紹介したいと思います。
私がバレンシアの火祭りに行ったのは、もうかれこれ16年前になります。バレンシアに着いてすぐ目についたのは、民族衣装を身にまとったバレンシアの住民たちです。男性はファジェロ、女性はファジェラと呼ばれる人たちが、地域のグループでブラスバンドの音楽とともに行列を作り、バシリカの前に設置された巨大なマリア様に花(カーネーション)を捧げるLa Ofrendaと呼ばれている行事を行います。これは、17日と18日に行われ、赤や白のカーネーションで美しい模様が描かれていきます。
そのファジェラたちの出で立ちがなんとも美しいです。子供ファジェラもとってもかわいいです!
その他、3月1日から19日まで毎日、市役所前の広場で午後2時からマスクレタと呼ばれる行われる爆竹と花火のショーがありますし、夜には花火の打ち上げもあります。世界的に有名なお祭りなので、とにかく観光客であふれかえっていますが、是非このにぎやかなお祭りを体験していただきたいです!
<今日の写真はすべて他のサイトより拝借しております>
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