サラマンカ滞在二日目の朝、まず一番に観光したのは、サラマンカ大学です。サラマンカ大学は1218年に創立されたスペイン最古の大学で、オックスフォード・パリ・ボローニャ大学などともにヨーロッパで最も古く歴史ある大学とされています。
その日は日曜日だったので、開門は10:00とガイドブックで情報をゲットし、入場券を買うために並ばなければならないかとちょっと早めにホテルを出て、到着すると、、、誰もいない。え?ここじゃないのかなって不安になりましたけど、あの有名なファザードがあるからと少し待っていたら係員さんが戸を開ける準備を始めました。「入り口はここですよね?」と確認するとそうだと教えてくれました。まだ10:00までには少し時間があったので、そのファザードや中庭にあるフライ・ルイス・デ・レオン(サラマンカ大学で教鞭を取っていたスペインの重要な人文主義詩人の一人)像の写真を撮っていたら、5分前くらいだったんですが「もう入っていいですよ」とさっきの係員さんが入れてくれました。
まだ他には誰も観光客はおらず拍子抜けしましたが、並ばなければならないよりましで早速自動販売機で入場券を購入し(10€)あとオーディオガイドも借りました(確か2.50€)。ありがたいことに日本語もありました!
中に入ると、素晴らしい天井や中庭を見学し、そのあとそれぞれに過去の偉大な教授たちの栄誉をたたえるため名前を付けられた教室を見学します。中には、木の机にいたずら書きが彫られたのがそのまま残されていて、当時の学生達が講義に耳を傾けていた様子を思い浮かべることができます。
二階に上がると1254年にアルフォンソ十世によって開設された図書館があり、当時の手書きの本など歴史的価値の高い蔵書が多く保管されています。とても美しい図書館だったのに、写真を撮りませんでした(残念!)。
この建物は、現在では大学として利用されていませんが、もちろん他の場所で学生達が勉学に勤しんでいます。スペイン語を学ぶ留学生も多いそうです。スペインの大晦日は、マドリードのプエルタ・デル・ソルの時計台の鐘に合わせて12粒のブドウを食べる習慣がありますが、その本当の大晦日にはサラマンカ大学の学生たちは自分達の親の家に帰ってしまうので、学生達で大晦日のお祝いをサラマンカで行いたいと、12月11日(2014年)にマヨール広場で「サラマンカの大晦日」をお祝いするようです。毎年、テレビのニュースで話題となります。
今回、夜と昼にも行ってみましたが、とても美しいマヨール広場です。
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