現在、全世界で恐れられている、エボラウィルス。アフリカ以外で、つまりアフリカに行っていない人が初めて感染したのは、スペインだったことをご存知でしょうか?
そのニュースが入ったのは、10月6日。感染したのは看護助手の女性で、シエラレオネでエボラ出血熱に感染したスペイン人修道士がマドリッドの病院で治療を受けていたときの看護や、その修道士は9月25日に亡くなってしまったのですが、病室の片付けなどを担当したそうです。感染原因はまだ特定はできていませんが、防護服を脱ぐときに手袋が顔に触れてしまったことが疑わしいとされています。
この任務の後、休暇を取ったらしいのですが、9月30日くらいから熱が出たりして感染の症状が出始めたとのことです。でも、高熱ではなかったためただのインフルエンザとして診断されたらしく、その後に美容院に行ったりもしていたそうです。そのため、彼女の入院とほぼ同時期に、彼女と接触し彼女から感染した恐れがある人、夫を含め15人が隔離状態にされていますが、全員今のところ症状は出ていないとのことです。
一時はかなり重篤な容態にまでなったようですが、現在重篤な状態の中でも若干快方にむかっているそうです。
この二次感染のニュースが知れ渡った直後は、マドリッドでエボラウィルスが広まってしまうのではないかとの不安がうずまきましたが、看護助手の他には今のところ感染者が出ていないのとその看護助手の容態も安定してきているとのことで、少しずつ不安が薄らいできています。
しかし、アメリカでは二人目の二次感染者が出てしまったとのこと。また、アフリカの国々では感染者の数は増え続けているといいます。まだまだこのウィルスに関するニュースから目が離せない状態です。