前回、トゥルヒージョのパラドールについてご紹介しましたので、今回はトゥルヒージョの街についてご紹介したいと思います。
このトゥルヒージョは南米ペルーを征服した、コンキスタドールの中で最も有名な探検家の一人、フランシスコ・ピサロの故郷です。時は1533年。ピサロはわずか200名の軍勢で、ヨーロッパの高度な武器を使用しペルーのインカ帝国を滅ぼし、金銀財宝を故郷に持ち帰ったといいます。インカ帝国から奪った富により、次々と豪邸が建てられました。でも、その後、時間が止まったままかのような街並みが今でも残っています。
街の中心、マヨール広場にはこのスペイン側にとっては英雄である、フランシスコ・ピサロの騎馬像が堂々とそびえ立っています。
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マヨール広場の一角にツーリストインフォメーションがあります。ここでいつものように街の地図をもらい、見所を聞きました。見所は、マヨール広場からすぐ北西にある城壁内にあります。全部は廻れなかったのですが、サンティアゴ教会、サンタ・マリア教会、ピサロ博物館、丘の頂上にある城塞跡などです。
カセレスは、旧市街全体が世界遺産に登録されているので、観光地としてかなり整備されているように感じましたが、ここトゥルヒージョは約400年近くそのままの状態にされていたかのような印象を受けました。また、そこがこの街の魅力として残っているように感じます。
メリダ、カセレスに観光の計画のある方は、ここトゥルヒージョにも足を伸ばしていただきたいと思います。