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クエンカPartⅡ

城跡(Castillo)の近くで素晴らしい景観を堪能した後、旧市街の中ほどにあるマヨール広場まで下っていきました。車も通る道路と平行して歩行者だけが通れる細い路地があったのでそこを下っていきました。なんということもない路地なのですが、中世の頃から変わっていないと思われる階段や建物がとても美しいです。

また展望台も作られていて、城跡からとはまた違う高度からの眺めも楽しむことができます。

マヨール広場には大聖堂が堂々と建っています。この大聖堂は、この街を造ったというイスラム王朝からクエンカの街を奪還したアルフォンソ8世の時代、12世紀の終わりから建築が始まったとされる建物です。もちろんその後何度も増築や修復が重ねられているそうです。見学には約3.5€必要です(すみません、正確な金額を忘れました)。支払いのときにオーディオガイドを渡してくれます。残念ながら、日本語のものはありませんでした。番号にしたがって説明を聞きながら見学することができます。ステンドグラスからの光が差し込みとても美しかったです。デジカメではあまりその美しさをとらえることができませんでしたが、、、

この大聖堂があるマヨール広場には、バルやおみやげ物屋さんが並んでいますが、こんなにかわいいパステルカラーに塗られています。ここだけではなく、アルフォンソ8世通り沿いにもパステルカラーの建物が並んでいます。

そして、クエンカの代名詞となっている、「宙吊りの家Casas Colgantes」を見に行きました。車をパラドールの駐車場に停めて(昼食を食べたので)、サン・パブロ橋から写真を撮りました。ちょうど逆光になってしまう時間帯だったのが残念!この宙吊りの家は20世紀のスペインの芸術家の抽象美術館になっています。

サン・パブロ橋は、1902年に造られたもので高さは60メートルあるそうです。現在の鉄製の橋の前には石造りの橋があったそうですが、19世紀の終わりごろに壊れてしまったそうです。スペインに石の橋はたくさんありますが、この鉄製のサン・パブロ橋もなかなか趣がありますよね。

クエンカは、トレドやセゴビアに比べると見所は少ないですが、大自然が作り出した雄大な景色と中世の人々が作った建物の調和がとても素晴らしい街です。バレンシアまでのAVE(高速鉄道)が開通してからは、50分で行けるようになりました。なので、マドリッドからの日帰りも可能ですし、ライトアップされた街も見られるのでパラドールで一泊して翌朝川沿いの道を散歩するのもとてもいい思い出になると思います。

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2014年01月23日 01:04に投稿されたエントリーのページです。

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