今日はセゴビアの観光スポットについての第二弾。セゴビア観光ではずせない、大聖堂とアルカサルについてです。
水道橋を間近で見るために上がった展望台のところから、城壁内の旧市街へと入っていくことができます。しばらく歩いていくと、マヨール広場に出て目の前に美しい大聖堂の堂々とした姿が見えてきます。この日は日曜日で通常は3€かかる入場料が無料でしたので、ラッキーでした。
もともとセゴビアの大聖堂は12世紀から1520年までアルカサルの広場のところにあったのですが、カスティージャ市民の反乱で破壊されてしまいました。今の大聖堂は1525年から建築がはじまり1577年に完成したもので、後期ゴシック様式の外観がとても素晴らしいです。旧大聖堂のものがいくつか移されており、14世紀のステンドグラスや儀式用の椅子や回廊などがそれにあたります。またそのほかにも祭壇上の聖歌隊席やバロック様式オルガンなど、必見です。
大聖堂を出て左に坂を下っていくと、アルカサルに着きます。アルカサル前の広場からはカスティージャの大地が広がっていて、日本から来た人たちは一様にこの景色の素晴らしさに声を上げますね。私たちも最初見たときそうでした。
現在アルカサルのある場所には水道橋が作られたローマ時代から建物があったようですが、実際に記録として残されているのは1122年が最初だったようです。その後、中世の時代には軍事的に重要な位置に建っているということから、王たちの住居として役割を担っていました。18世紀には刑務所となり、またその後は王立の砲術学校として使われていたのですが、19世紀に大火事で大部分が消失してしまい、現在の建物はその後に修復されたものということです。
それらの詳しいことは、現地に行ってから音声ガイドでお聞きください。というのは、何年か前までは音声ガイドに日本語のものがなかったのですが、現在はなんと11もの言語の音声ガイドが用意されていて、もちろん日本語もありました。
今回われわれは、日本からいらっしゃったいとこ夫婦が見学している間、チケットなどを販売するオフィス横のバルで待ちました。奥にテラス席があり、すばらしい眺めを楽しみながらゆっくりできました。
セゴビアの旧市街にはまだまだ鐘楼がすばらしい教会などがたくさんあるのですが、レストランの予約の時間になってしまい、この3つのモニュメントの観光だけでセゴビアを後にしなければなりませんでした。
そして、最後は時間の止まったような村、ペドラサです。今回は冬ではなかったので、窓辺の花がとても美しかったです。中心にある広場でコーヒーを飲みながらゆっくり雰囲気を堪能できました。ここにお連れする人たちは皆さん、日本では味わえないような雰囲気をとても喜んでくれます。