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サルガデロス

お彼岸も過ぎ、過ごしやすい気候になりましたね。マドリッドでは日中はまだ30度近くまで上がっているので、日の当たるところを歩くときは暑くて汗ばむくらいですが、朝晩はとても涼しくなりました。そんないい気候の時に、夫のいとこ夫婦がマドリッドとバルセロナへ一週間旅行に来ました。パックツアーではなく個人での旅行です。

スペイン語ができる人(多少でも)がいたほうが便利かと思い、お買い物に同行を申し出ました。すると、ガイドブックに出ていた、「サルガデロス」の店に行きたいと。ここは高級なものしか置いてないんじゃないかと思いましたが、ガイドブックにはペンダントトップもあると写真も出ていて、またマドリッドにもお店があったので、一緒に行ってみました。

サルガデロスというのは、大変人気のある高級磁器のメーカーで、スペインの北西にあるガリシア地方ルゴ県にある村の名前でもあり、この地で約200年も前にアントニオ・ライムンド・イバニェスという人が磁器の工場を作ったことが起源とされている、由緒正しいメーカーです。

サルガデロスの磁器をまだご存じない方、HPでご覧になってみてください。http://www.sargadelos.com/?lg=ing

現在ではガリシア地方独特の模様を特徴とする洗練されたデザインのものが多く、他のスペイン陶器とは違うので、ちょっと見るとスペインのもの?と思われる方も多いかもしれません。スペインに住む日本人の間では、前から人気があったのですが、高級だというイメージからあまり我が家にはご縁がないと思っていたのでした。

マドリッド店の場所は地下鉄2番線レティーロ駅から近く。さすが、高級ブランド店が多いセラーノ通りに近いということと高級磁器のギャラリーということでおしゃれな店構えです。

ガイドブックに出ていたようなペンダントトップが見当たらないので、お店のスタッフに聞いてみると、レジの机の引き出しにたくさん入っていました。

このペンダントトップは、ガリシア地方に伝わる民話などに基づくお守りの意味があり、それぞれ何に対してのお守りなのか説明書もちゃんと作られていました。これらのお守りはだいたい10€前後なので、ちょうどお土産にもいいのではないでしょうか?また、ペンダントにするためのこのお守りをつける紐も販売されていました。紐は、日本のほうが種類がたくさんあるでしょうし、安いかもしれませんね。

階下の方にも、普段食卓で使えるような食器が多く置いてあります。ご主人が会社のお知り合いにプレゼントが必要だと言うことだったので、少し大きめのお皿を見ていたのですが、展示してあるのはほんの一部で、スタッフに言うと同じ大きさ・形の食器で、違うデザインのものを裏の倉庫からたくさん出してくれました。それが30€弱。ですので、決して高級すぎて手が出ないと言うわけではないのです。

このときは、実は閉店間際に行って、閉店時間を過ぎてしまっていたので、またゆっくりとお買い物に行きたいと思っています。みなさんも、よろしかったら是非どうぞ。


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2013年09月25日 18:40に投稿されたエントリーのページです。

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