日本では例年より早い梅雨明けで、7月がまだ始まったばかりというのに猛暑で結構夏バテ気味の方が多いのではないでしょうか？こちらも35度を越える日が続いており、スペイン西部では40度以上を記録したところも何箇所もあるようです。湿気は少ないとはいえ、これくらい温度が上がるとつらいです。
さて、7月3日にスイスで2020年のオリンピック招致のための最終プレゼンテーションが行われました。東京からは、猪瀬都知事や麻生副首相や滝川クリステルさんが参加したとニュースになっていましたね。同じ候補地のマドリードからは、フェリペ皇太子やマドリード市長が出席しました。
スペインでのオリンピックといえば、1992年にバルセロナオリンピックが開催されたのをご記憶の方も多いかと思いますが、その開会式でフェリペ皇太子はスペイン代表の旗手を務めました。
他サイトより使わせていただいてます。
フェリペ皇太子はヨット競技でオリンピックに参加しており、6位に入賞したそうです。その時の経験を、「メダル獲得はかなわなかったが、メダルよりも価値のあるもの、スポーツを通じて世界の人々と理解し合える素晴らしい経験ができた。」と7月3日の最終プレゼンテーションでスピーチにしたといい、良い評価を得たそうです。
スペインは、失業率が27％にもなるとてつもない経済危機に陥っているから、もうオリンピック開催は無理だろうと思われている方も多いかもしれませんね。しかし、、、マドリードは、2012年、2016年のオリンピックでも最終候補地に選ばれながら、最終的には敗れ去って、今回が３大会連続で候補地になっているので、インフラがかなり整えられてきています。実際にもう既に競技場の約８０％が建設済み、あるいは既存の設備を使う計画で、開催のための費用はとても少なく見積もっているということで、前回のプレゼンテーションではなかなかの高評価を受けているそうです。
また、有数の観光地であることから、ホテルもかなり整備されておりますし、M30という環状の高速道路も地下を通るようにした大工事も数年前には完了して、地上には公園が作られるなど、インフラ整備も進んでいます。
日本人として東京に勝ってほしいという気持ちと、もう15年も住んでいるマドリードでも開催してほしい気持ちが入り混じる今日この頃。決定まであと2ヶ月を切りましたね。ドキドキしながら、ブエノスアイレスでの発表を待ちたいと思います。