再び世界一に
今日から5月。日本ではゴールデンウィークの中間ですね。スペインでは、全国的に5月1日は「労働者の日」として休日となっています。明日の5月2日はマドリッド県の日ですので、マドリッドでは毎年5月1日2日が連休となり、これらが土日とくっつけばもっと長い連休になります。今年は、3日が金曜日なのですが、そこはさすがのスペイン。学校などでは休みにして5連休としています。
連休が近づきつつあった先週末、真冬並みの寒気が入り込み、ここマドリッドでも最高気温がたったの8度までしか上がらず、近くの標高の高いところでは雪が積もりました。グラナダでも雪がちらついたようです。その上、2013年1-3月の失業率がまた上がり27パーセントとなるという身も心も寒くなる状態のときに、久々にいい話題が飛び込みました。ジローナにあるレストラン「エル・セジェル・デ・カン・ロカEl Celler de Can Roca」がイギリスの雑誌「レストラン」で2013年度の一位に輝いたというものです。
2002年と2006年から4年連続で一位だった「エル・ブジEl Bulli」以降、3年間は他の国のレストランに一位の座を譲っていたのですが、スペインのレストランが3年ぶりに再び栄冠を勝ち取りました。しかも、1位から10位の中にあと2つ、4位と8位にサン・セバスティアンのレストランがランクインしています。
私はたまたま、何週間か前、日本のテレビ番組、「笑ってコラえて」で「エル・セジェル・デ・カン・ロカ」の話題を見ていたのですが、レストランをやっている両親の元で育った三兄弟がオーナーだそうです。長男が料理長、次男がパティシエ、そして三男がソムリエというコンビネーションで、いろいろなアイデアをまとめているということでした。お母さんの料理が原点となっているそうで、カタルーニャ料理をベースとした独創的な料理を提供しています。その両親のレストランも今も営業中で、「カン・ロカCan Roca」という名前で同じジローナにあります。
メニューは二つのセットメニューとなっており、税込みで135€と165€ということなので、もちろん高いのは高いですが、世界一のレストランの料理としては全く手が届かないというわけではなさそうです。でも、今回一位を取ったと言う事で、予約が殺到しているとニュースで言っていましたので、その点では難しいかもしれませんね。
興味のある方はレストランのHPをご覧下さい。
http://www.cellercanroca.com/PORTADA/intro.htm
またジローナにはパティシエの次男によるジェラートのお店もあるそうです。こちらなら、気軽に味見することができますね。詳しくはこちらを。
http://www.rocambolesc.com/