この冬、日本はとても寒いそうですね。スペインでは数日前まではそれほどの寒さではなかったのですが、今日･明日と積雪の恐れありと予報で言っており、朝激しく雪が降り始めたので、2-3日は外出しなくても良いようにと買出しに出たのですが、雨に変わったようでほっとしています。でも、また雪になる可能性は大です。
さて、2013年に入って間もない1月8日にスペインの新幹線、AVEのバルセロナとジローナ・フィゲレスの間の区間が開通し、フランスの新幹線TGVと繋がりました。バルセロナからパリまで新幹線で移動しようとしたときは、現在ではフィゲレスで乗り換えなくてはならないようですが、春には乗り換えなしでいけるようになるそうです。
今日はそのAVEの新区間開通を記念して、ジローナという街のご紹介をしたいと思います。ジローナを訪れたのは、長男がまだ小学生だったので、約10年前ということになりますねぇ。バルセロナから約100キロのところにあるとても素敵な街です。訪れたのがかなり前で記憶も薄れつつあるのですが、去年スペインに遊びに来た親戚の娘さんに勧めたところ、3日間のバルセロナ滞在のうちの一日をジローナへ足をのばしたそうで、とても良かったと言っていました。
まずは、カテドラル。ここのカテドラルは建物が素晴らしいのはもちろんですが、宝物館にある「天地創造のタペストリー」は必見です。そして、私もとても気に入った、旧ユダヤ人街。石畳の急な階段が入り組んだ独特な雰囲気は、忘れることができません。890年にエルサレムから移り住み、1492年のスペイン統一によって追放されるまでユダヤ人の居住区になっていたエリアだそうです。500年以上も前の街が残されているなんて、、、すごいですね。また、行ったことはないのですが、1194年に建築されたロマネスク様式の浴場「アラブ浴場跡」もジローナの見所の一つです。
ユダヤ人街の階段
現在まで残されていたのが奇跡ですね。。。
そして、ジローナを南北に流れるオニャール川沿いに、落ち着いた色々なパステルカラーの建物が建ち並び、とてもいい雰囲気を醸し出しています。
川面にパステルカラーの壁が映り、とてもきれいです。
AVEが開通した現在では、バルセロナから約35分で行けるようになりました。バルセロナ滞在の1日で日帰り旅行に、または南仏への移動の途中に。是非行っていただきたい街です。