マドリッドに住み始めて早14年が経とうとしています。歴史的な建造物や美術館を売りにしている観光都市マドリッドとしては、訪れたい観光地としてたとえば東京などのようには変化はないのですが、私がこちらに来てから変わったところもあります。その一つが、サン・ミゲル市場。市場はなんと約100年も前の1916年に建築されたらしいですが、2009年にリニューアルし、スペインのどこの街にもある市場(mercadoメルカード)とは趣をかえてグルメスポットとして再オープンしました。リニューアルしたときは、テレビなどでニュースになっていたのでしょうが私は全く知らず、つい先日日本の旅番組でスペイン特集のときに見て知ったのでした。
というわけで、昨日、お昼ご飯を食べに行ってきました。スペイン人のお昼タイム14:00頃着いたら、物すごい人・人・人。市場内には、とてもおいしそうなものがたくさんあり、どれにしようか迷いました。チョイスしたのは、生牡蠣、サルモレッホ、うなぎの稚魚もどきのピンチョス、チーズの春巻き。市場内のあちこちにテーブルがあるので、市場内でいただくことができるようになっています。この後、パエリアとコロッケ、最後にデザートとしてフレッシュフルーツのミックスジュースでしめました。
生牡蠣はちょっと不安もありましたが、大丈夫!でおいしかったですよ。
サルモレッホは、アンダルシアでよく飲まれる、ガスパチョとほぼ同じ味のスープです。パンが多く含まれているためもっとドロドロしています。
普通、パエリアは、レストランなどで食べようとすると、2人前からしか注文できません。でもここでは、半人前から注文できます。またコロッケも1個ずつ買えますから、いろんなものを少しずつ食べてみたい人には、ぴったりの場所です。もちろん、ビールやワインも買えますよ。
難点と言えば、いすがあるにはあるのですが数が少ないですし、ゆったり座れるようないすではないので、観光の合間に休憩しながら食べることができないことでしょうか。
マヨール広場のすぐ近くで、定休日なしで、しかも10:00から夜中の12時まで(木、金、土曜日は夜中の2時まで!)オープンしているので、好きな時間にご飯を食べることもできますよ。マドリッドに旅行にいらっしゃったら是非お立ち寄りください。