スペインではこの冬は雨が少なく、ここマドリッドでは快晴の日が続いています。内陸にあるので最低気温は-1度から-3度とかなり冷え込みがきびしいのですが、日中は12度くらいまで上がり、太陽がさんさんと照りつけ、昼間はコートも要らないくらいです。バレンシアからアンダルシアの地中海沿岸地方では最高気温が17-18度まで上がり、冬とは思えない気候になっているようです。でも、雨が少ないのは、そろそろ農作物に影響が出始めているようで心配です。
またまたサッカーネタで恐縮ですが、前回の投稿で書いたように、国王杯でのエル・クラシコが実現しています(準々決勝でのレアルマドリッド対バルセロナ)。ホーム・アンド・アウェイ方式で行われており、第一戦はレアルのホームにおいて1対2でバルサが勝利を収めました。そして、今日(1月25日)、第二戦がバルサのホームで行われます。100年以上の歴史をもつ両チームは、かなり昔からよきライバルとして注目を集めてきたわけですが、最近ではご存知のようにバルサの方が優位に立っているようです。第一戦でも、試合結果は1対2で、ボール支配率はレアルが30%、バルサが70%でした。レアルのホームでこれだけバルサが優位に立たれると、レアルファンはさぞ悔しいことだと思います。
そして、準々決勝の4試合のうち、一つは昨夜結果がでました。なんと、セグンダB(ベー)のミランデスというチームが勝ち残りました。セグンダBというのは、日本で言うとJ2よりもさらに一段階下のリーグなのです。なので、選手の中にはプロフェッショナルではなく、他の仕事を持ちながら練習と試合をしている人もいるそうです。ニュースでその様子が伝えられていました。カップ戦は弱小チームが勝ちあがってくることが何度かありましたが、準決勝にまで進むのは初めてということです。チームの予算も少ない中、選手とそのサポーターには拍手を送りたいですね。
またまた前置きが長くなりました。去年の暮にタラベラ焼きについて書きましたが、今日は他のスペイン陶器をいくつかご紹介したいと思います。
日本でも各地に焼き物の産地があり、それぞれ特徴がありますね。スペインでも同じで、あちこちにそれぞれの特徴をもつ素敵な焼き物があります。その中で私が好きなのは、グラナダ焼きです。なんといっても、青と緑の色がとても涼しげで美しいです。よく見ると、絵付けはそんなに繊細ではなく、わたしにでもかけるようですね(と言ったらおこられるかな?)。でも、素朴な味わいがとても気に入っています。
グラナダで買ったサラダボールたち。結構使用頻度が高く、ふちがかけてきてしまいました。
そして、これは実際には持っていないのですが、緑色がとても美しいウベダの焼き物です。
ウベダはハエンの近くにある村です。パラドールもある村なのですが、車がないと公共交通機関ではちょっと不便なところです。聞いたこともないという方もいらっしゃると思うので、地図を載せましょう。
グラナダ焼きにしてもウベダ焼きにしても、アラブの香りがぷんぷんと漂う焼き物ですね。ウベダ焼きはウベダまで行かなくても、ハエンやグラナダのお店にもあるかもしれませんので、探してみてくださいね。お土産にもとても喜ばれると思います。