日本では、またまた台風の襲来、本当にお気の毒です。台風や大雨による被害が大きくないように、祈っております。
9月も半ばを過ぎましたね。9月に入ると、例年なら早い秋の訪れを感じているのですが、今年は残暑というのか、日中の気温が30度くらいまで上がる日が続いております。それでも、内陸のマドリッドでは最低気温が12-13度まで下がって来ているので、朝晩はかなり涼しくなってきています。
今年の春頃、親しくしている友人が一冊の本をプレゼントしてくれました。その友人の友人に考古学の教授をしている人がおり、その人が書いた本ということです。もちろん、スペイン語で書かれているので、なかなか読み出すのには気合が必要で、まだ文章は読み始めてもいないのですが、この本の題材となっている村について調べ、それを今日は皆さんにも紹介したいと思います。
その村は、ヘレス・デ・ラ・フロンテラから車で約45分のところにある、メディナ・シドニアという村です。グーグル・マップで確認されたい方は、こちらへ:http://maps.google.es/maps?q=Medina-Sidonia&hl=es&sll=40.396764,-3.713379&sspn=8.398289,14.084473&vpsrc=0&t=m&z=10
この人口約12000人のアンダルシアの小さな村は、日本語のガイドブックなどには載っていないような村ですが、いくつか点在する白い村のひとつとして数えられるには惜しいくらいの、歴史が詰まっています。3000年の歴史を物語る遺跡、遺物が数多く残されている村なのです。
現在も発掘・研究が続けられている、城跡、ローマ時代に下水道として使用されていた施設跡、そして、ローマ時代の道路跡などなどの遺跡。そして、中世に建築された美しいゴシック・ルネッサンス様式の教会などの美しい建造物。
最近は、子供も大きくなり、あまりスペイン国内の旅行に出ることもめっきり減りましたが、久しぶりにアンダルシア、そしてこのメディナ・シドニアに行ってみたいなーと思いました。アンダルシア旅行を計画されている方もちょっと足を伸ばしてみられてはいかがでしょうか?詳しくは、この村の役場のHPを参考にしてみてください。
http://www.medinasidonia.com/
*写真は他サイトより拝借しております。