約半月ほど、6月とは思えないくらい涼しい日が続いていました。でも、ほとんどのマドリードの小学校が学年の最終日だった昨日から再び暑くなり始めています。そうなんです!もう夏休みなんですよ。人々は夏のバケーションが近づいて、心もうきうきモードです。それに、ワールドカップでは優勝候補と言われながら黒星スタートだったスペイン代表が第二戦ではしっかり勝ち点3を得たので、予選の最終戦に向けて応援のための力を貯めている最中です。
日本ではパワースポットが人気を集めているそうですね。スペインにある、全世界でも有数のパワースポット、サンティアゴ・デ・コンポステーラでは今年、さらなるパワーが降り注がれています。それは、7月25日が聖ヤコブの日とされており、その日は毎年祭事が行われるのですが、今年はその聖ヤコブの日が日曜日にあたるため、聖年(Año Santo Jacobeo)としていつもより多くの行事が行われているからです。この聖年は、前回が2004年、今年、そして次回が2021年というのでとても貴重な年と言えます。
聖年には、いつもはしっかりと閉じられている聖なる門(Puerta Santa)が開けられ、そこから入ることができます。
また、大聖堂で有名な香炉(Botafumeiro)を振り子のように振る祭事をするミサ(普通のミサでは行われないようです)も、多く行われているようです。2年前、2008年の7-8月の投稿でサンティアゴ・デ・コンポステーラのことを3回にわたって書いていますので、よろしかったらお読みください。
私は、最近では2009年のお正月にこの大聖堂に行きました。そのとき、大聖堂の近くにバグパイプを吹くストリートミュージシャンがいました。日本の皆さんは、どうしてスコットランドの楽器をスペインで?とお思いになるでしょう。バグパイプはスコットランドだけはなく、スペインにも特にガリシア地方(サンティアゴ・デ・コンポステーラのあるスペイン北西部)で伝統的な楽器として受け継がれています。スペイン語ではガイタ(gaita)といいます。You Tubeでその動画を見つけました。http://www.youtube.com/watch?v=l75AtVvlLH8&feature=related
今年も半分終わってしまいましたが、さらなるパワーがもらえる聖年2010年に、サンティアゴ・デ・コンポステーラを訪ねてみてはいかがでしょうか。