先週、マドリードでは最高気温が35度まで上がる日が何日かありました。湿気がないので日本の真夏の暑さほどはつらくありませんが、家の中にも熱気がたまってきていて多少夏バテ気味でした。ところが、今週は西から前線が通過し今日の最高気温は20度行かないくらい。先週の暑さもたまりませんが、こんなに下がるのも、体調が変になりそうです。
夏の野菜と言えば、きゅうり、トマト、なす、ピーマン。これらの野菜は、日本でもスペインでも、年中いつでもスーパーに並んでいるので、いつが旬なのかわからなくなっています。それでも旬になると、多少は安くなるしおいしくなるので、たくさん食べたいですよね。今日紹介したいのは、そんな夏野菜のひとつで、とてもおいしいpimiento de Padron(パドロンのピーマン)です。日本のシシトウガラシによく似ています。
1パックに大きいのやら小さいのやら混じっているのが、スペインらしいです。
パドロンというのはスペイン北西部のガリシア地方の村の名前。サンティアゴ・デ・コンポステーラの南にあります。
日本でシシトウガラシを食べたとき辛いものにあたった記憶がありませんが、中には辛いものがあるそうですね。同じようにこのパドロンのピーマンも辛いものが混ざっています。日本の商品には辛いものは除いて売っていたんでしょうが、こちらではそんな手間のかかることはやらないのか、とてつもなく辛いものが混じっていることがありました。まさにロシアンルーレットです。でも、辛いもの好きの私は、その辛さが尾を引き、どんどん食べてしまいます。
あまり野菜好きではない我が家の息子達も、パドロンピーマンが大好きです。この前、スーパーで安くなって新鮮そうなのが売っていたので、今年初めて買いました。そんなに炒めるのって思うくらいまで炒め、そして強めに塩をするのがおいしくするコツでしょうか。この前食べたものは、一個も辛いものが入っていませんでした。私が思うに、夏の終わり頃になると、辛いものが混ざる率が大きくなるようです。
他サイトよりお借りしています。 あまり見た目はよくありませんが。。。
夏のスペイン旅行は、とても力強い太陽が照り付けとにかく暑いし、湿気が少ないので、水分補給のためにバルで休憩されることも多くなると思います。そんな時、ビールと一緒に、このパドロンのピーマンをお供にいかがでしょうか?ビタミンと汗で流れてしまったミネラル補給にもいいですよ。ただし、辛い(picante)のもあるかもしれませんので、くれぐれも気をつけてくださいね。