ポルトガル旅行記第4弾、今日は旅行3日目に訪れたオビドスのご紹介です。オビドスは、リスボンから100km弱のところにある城壁に囲まれた小さな村で、中世の時代からそのまま残されたようなとても美しい村です。1282年にイザベル王妃がこの村を訪れたときにすっかり気にいってしまい、その後村全体が王妃にプレゼントされ、1834年まで代々の王妃の直轄地となっていたということで、大切に保存されてこられたのでしょうね。
車では高速道路を利用して、50分くらいかかりました。駐車場へ車を置いて、歩いていくとすぐ村への入り口、ポルタ・ダ・ヴィラです。18世紀のものといわれるアズレージョがとても美しいです。
おみやげ物屋やバルなどが建ち並ぶ石畳の道をまっすぐ進んでいくと、サンタ・マリア広場、サンタ・マリア教会のところに出ます。サンタ・マリア教会は、オビドスの村にふさわしい小さな教会。内部の壁が青い模様が入れられたアズレージョで装飾されており、窓から入る光で美しく輝いていました。
教会を出てもう少し歩くと、もう村の一番奥にあるポザーダに到着です。ポザーダの庭から城壁の上へ上がってみました。城壁の外の風景や村の屋根などの眺めを楽しみながら、ポルタ・ダ・ヴィラのところまで戻りました。昔は、ここを兵隊さんが見張っていたのでしょうね。
村の中にある家々は、レンガ色の屋根に白い壁、その壁を青や黄色のペンキでアクセントがつけられ、とてもかわいいです。この時期は冬だったので、残念ながらお花はほとんどなかったのですが、春から秋には色とりどりのお花が飾れられるというので、もっともっと魅力的な村になるのでしょう。
この村を去る前におみやげ屋さんで、ジンジャというさくらんぼに似た果物のお酒を買いました。家に帰って飲んでみたら、梅酒の味に似ていました。甘くて口当たりがとてもよかったです。日本に持ち帰るとなると重いですが、オビドスのお土産に喜ばれると思います。