2週続けてプラド美術館のベラスケスとゴヤの作品についてご紹介してきましたが、今日は「美術の会」で講師の方の説明を聞きながら見て、なるほどと思った画家二人の作品について紹介させていただきます。
まずは、現在のベルギーにあたるフランドルの15-16世紀に活躍した、エル・ボスコの作品です。この画家はあまり日本では知られていないようですね。日本語では名前がヒエロニムス・ボスとなっています。私も美術の会に参加するまではあまり知りませんでした。歴代スペイン国王のフェリーペ二世が、エル・ボスコの絵を気に入り買い集めたということで、スペインに彼の作品が現在多く残っています。
まずは、代表作の「快楽の園」をプラド美術館のHP15人の代表画家のページでご覧ください。
http://www.museodelprado.es/jp/japones/las-15-obras-maestras/ficha-obra/obra/-01d866d879/
この作品は細かい部分が多いので、ネットではよく分からない部分が多いかもしれませんが、15-16世紀という時代にこのようなシュルレアリスムなものを描いた画家は他にはいないのではないでしょうか?
もう一人は、17世紀を代表するスペインの画家、ムリーリョです。この時期には宗教的な絵画が多いのですが、彼の描く聖母マリアや天使たちはやさしい顔だちで人間味があふれているのにとても惹かれました。
こちらは残念ながらプラド美術館の15の作品には選ばれていなかったので、オンラインギャラリーでAutor(作者)のところにMurilloと入れてみてください。
http://www.museodelprado.es/pagina-principal/coleccion/galeria-on-line/
これで皆さんもプチプラド美術館通の仲間入り!?