スペインの家のこと
先週以降も雨や曇りの寒い日が続いておりましたが、今日辺りからようやく高気圧に覆われ日中の気温が少し上がり暖かくなるようです。それでも、マドリードは内陸ですから、もう朝の冷え込みはかなりのもので、コートやジャケットが必要です。
スペインの家の暖房が便利だという話を少ししましたが、そのほかにこちらに住むようになって知ったことをいくつかご紹介しましょう。
暖房の他に便利だなと思うのは、雨戸と訳せるのかどうかは分かりませんが、スペイン語ではPersianaペルシアーナというものです。窓の外側についていて、窓を開けなくても、ベルトを引っ張ることによって、雨戸の開け閉めが出来るのです。大部分は手動ですが、最新のものですと、ボタン一つで開け閉めが出来るものがあるらしいです。
このペルシアーナでエピソードがひとつ。息子の部屋のものが壊れて、途中で上げることも下げることもできなくなったんですね。そこで、その辺にある広告を見てペルシアーナ修理屋さんに来てもらい、修理が終わり金額を聞くと、なんと300ユーロ!(私の感覚では5万円くらい)と言うじゃありませんか?なんで、そんなにかかるのかと聞いたら、至急(Urgente)で呼んだからからだよと。。。そういえば、電話したときオペレータの人が、1時間で行きますと言っていた。別に、明日でもよかったのにーと泣いてもだめでした。
次は、どっちかというと不便なことなんですが、これを見てください。
これがだいたい普通のスペインに住む人が持っている鍵です。もう今となってはすっかり慣れましたが、鍵の多さに最初はびっくりしましたね。家の戸のほかに、マンションの門、マンションの建物の入り口、マンションの駐車場への出口、マンションの駐車場からの出入り口、自転車置き場、郵便受けと鍵があるのです。そして、かぎでも苦い思い出が、、、
日本の家とは違い、こちらのドアはほとんどすべてホテルの扉のように自動ロックになっています。今まで幾度となくうっかりして鍵を持たずに家を出てしまったことがあることか。そんなときのために、守衛さんのところの金庫にスペアキーを預かってもらっているのでそれはよいのですが。ある日、家の中側からキーをさしたままドアをロックしてしまったのです。こうなると、鍵屋さんに登場してもらわないとだめなのです。だいたい1万円くらいだったのかな?もうずいぶん前の話なので、よく覚えていませんが。
失敗を重ね、いろいろと学んでいくものですが、お金がずいぶんかかっていますね。とほほ・・・