スペインの秋と聞いて忘れてならないのは、ワインのためのぶどうの収穫でしょう。スペイン語ではVendimiaベンディミアといいます。このぶどう、いつもお世話になっているウィキペディアによると、スペインがぶどうの作付け面積では世界で第一位ということです。ワイン生産量は、イタリア、フランスに続いて世界で第三位らしいです。
ワイン大国であるスペインは、地中海性気候でぶどうの生産に適しており、よって全国各地でぶどうが作られ、その地方で特色豊かないろいろな種類のワインが作られています。そのなかでも有名なのは、リオハ地方のワインでしょう。ログローニョ近辺がリオハ地方になります。19世紀後半、フランスのボルドー地方のぶどうが害虫の被害で大打撃を受け、その地方のワイン生産者が移住してワイン生産の技術を伝えたと言うので、有名になるのは当然ですね。
日本に住んでいたころ、我が家の一押しワインはリオハのSigloシグロという名前のものでした。しかし、こちらに住み始めてからのお気に入りは、リベラ・デル・ドゥエロ地方のワインです。リオハ地方の少し西側にあります。このあたりは、朝晩の冷え込みが厳しく、日中はスペインの力強い太陽で気温が上がるので、一日の気温の変動が激しいのでとても良いぶどうができるそうです。
そんなにワイン通でもない主人と私ですが、リベラ・デル・ドゥエロのワインは深みのある味わいが最高と思っています。日本からの駐在員の人たちにもとても人気があります。ProtosやPesqueraという会社のものなら、間違いないでしょう。秋の夜長、スペインワインを片手に、スペイン旅行を計画されてはいかがでしょうか?
今日、ご紹介したワインは赤ワイン(Vino Tintoヴィノ・ティント)。スペインはその他の種類のワインもたくさん生産しています。それについてはまた今度。