10月に入り、マドリードでも朝晩の気温がぐっと下がり、秋らしくなってきました。マドリードは内陸なので、1日の気温の変動が激しく、ここ数日高気圧に覆われているので日中の気温が25度くらいまで上がりますが、最低気温は10度くらいです。朝はセーター、昼間は半そでのTシャツでOKです。
秋と言えば、「実りの秋」。テレビのニュースなどで山にきのこ狩りに出かける人が多くなってきたと伝え始めています。私の家の近くに一本オリーブの木があって、実がついてきたので写真をとりました。葉っぱも実も緑色なので分かりにくいですが、ころころと大きくなってきた実がついています。
ご存知のようにスペインではオリーブの消費が多く、オリーブの生産量が2002年では世界一だったそうです。オリーブオイルの原料となるほか、酢漬けにしたものもよく食べられます。スペインに旅行されたことがある方は、バルなどでビールを頼むと一緒に出てきたのを覚えていらっしゃるでしょう。サラダのトッピングとしてのせられていることも多いです。我が家ではそれほど食べませんが、お客さんがあるときにビールと一緒に出すのに、缶詰を用意しています。これは、種を除いてアンチョビーがつめてあるもの。ビールのおつまみとしておいしいですよね。
雨の少ない地中海性気候に適したオリーブの木。アンダルシアにはオリーブ畑が広大に広がっています。写真のように、きれいに等間隔に植えられていて、車窓からずーっと見ていても飽きません。しかし、これだけ多いと、夏の開花の時期に、このオリーブの花粉が花粉症の原因となるんですよ。日本のスギ花粉症の症状よりはひどくないようですが。