サンティアゴ・デ・コンポステーラで撮った写真で、皆さんにご紹介したいものがまだあったので、今回もまたまたサンティアゴ・デ・コンポステーラについてです。
大聖堂が何世紀も前からキリスト教徒の巡礼の最終目的地となっていることは、何回か前に書きましたね。その大聖堂の入り口のところに、長旅を終えた巡礼者たちが祈りをささげるために、支柱のところに手をついてひざまづくそうです。その手のあとが、大理石の支柱にできているのです。何人のキリスト教徒(ただの観光客も?)がこの大理石に手を置いたのでしょうね。くっきりと指の形にすり減っています。
ホタテ貝はサンティアゴ巡礼、またはサンティアゴ・デ・コンポステーラのシンボルとなっています。その昔、巡礼者たちが本当にサンティアゴまで行ってきたと証明するために、ガリシアの海に近いその地に多くあったホタテ貝の貝殻を持ち帰ったことから、中世ころから巡礼者たちは貝をつけて巡礼するようになったそうです。
そして、シンボルとしてだけでなく、食べるのもとてもおいしい料理があります。帆立貝(vieiras)のグラタンですが、すこしずつ貝殻にのせて焼いてあります。ガリシア地方に行かれる方は是非お試しください。