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2008年07月 アーカイブ

2008年07月02日

スペイン優勝!!!

みなさん!スペインが優勝しました!スイス・オーストリアで開催されていたサッカーのヨーロッパ選手権で。スペイン代表チームがこのような国際大会で優勝したのは、なんと40数年ぶりということ。スペインリーグはとても盛り上がっていて、チャンピオンズリーグでもスペインのクラブチームがよく決勝、準決勝まで勝ち上がっているのに、スペイン代表チームはなぜか結果が出せない状況がかなり続いていたのです。私がスペインに住むようになってからも、準々決勝で敗退とか決勝リーグにも出れなかったりした年もあったんですよ。

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    他サイトより拝借しております。。。優勝カップ授与の瞬間

そして、今回もヨーロッパ選手権の本大会への予選で、かなりの苦戦を強いられていたのです。あの、イングランドが予選で敗退したくらいですので、ヨーロッパでは予選と言っても決して楽ではないのです。

ですので、準々決勝でイタリアにPK戦で勝ったときから、スペイン人はかなり熱くなり、それはそれはすごかったです。郊外に住む我が家の近くでも、試合後、スペイン国旗をふり、クラクションを鳴らしながら車で走る人たちがいたり、勝利を喜ぶ人たちで夜中の2時くらいまで騒々しかったです。これが、決勝でドイツに1-0で勝ったとき、人々は狂喜乱舞状態でした。

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この写真は、マドリードのコロン広場で、息子が携帯で撮った写真です。スペイン全国の主要都市では大型スクリーンで試合の模様を映し出し、ものすごい数の人が集まり、応援しました。多くの人がスペイン代表のユニホームの赤のシャツを着ていたので、コロン広場が赤い広場になったとか。決勝の日は、6万5千人の人出だったそうです。

スペインリーグは、今回優勝したスペイン代表チームの選手の多くが活躍しているのはもちろんのこと、他のフランスやオランダの有名選手もいっぱいです。そして、あの、ポルトガルのクリスチャン・ロナウドもレアル・マドリードに来るという噂も。2008-2009のリーグは8月31日から5月31日までです。攻撃的でとても素晴らしいスペインリーグの試合を見にいらっしゃいませんか?

2008年07月09日

オープンカフェで一休み

スペインでは、戸外での飲食アンドおしゃべりが大好き。スペインだけではなく、ヨーロッパ全体がそうなんだと思います。ただ、スペインは気候がいい期間が長いので、写真のようなオープンカフェでくつろげる期間も長いです。しかも、暑い夏でもパラソルやビルや木の陰に入ると、湿気が少ないのでとても涼しいから快適です。ご覧の写真は、マドリッドのど真ん中、グラン・ビアのバル。かなりの交通量がある道のとなりでもお構いなく、清涼飲料水などでリフレッシュ!

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バルやレストランだけではなく、一般の家庭でも戸外で食べたり飲んだりするのが好きですね。ベランダなどに素敵なテーブルやいすを置いて、親戚や友達が集まったときは、外で楽しむことが多いようです。

夏は日中とても暑いから、日が暮れ始めるころからぞろぞろ外に散歩に出る人たちが多くなります。何がいいかって、マドリッドはあのにっくき蚊がいないんですよ。だから、夜、芝生の上で座ってしゃべっていても、まったく蚊の心配がいらない。本当に快適です。スペインに暮らし始めたころ、マンションの窓に日本では必ずある、網戸がないのがとても不思議でした。どうして、網戸がないんだろうと思っていたんですが、ふと、蚊がいないから網戸が必要ないことに気がつきました。だから、網戸の掃除も必要ない!これって、いいでしょう?

夏に日本からスペインに行くと、湿気のパーセントがぐんと低くなるから、のどがとても渇きます。そんなときは、オープンカフェでのどを潤してください。ビールや赤ワインの炭酸水割りなど、ちょっとアルコール入りがほしい方ぴったりの飲み物もありますよ。

2008年07月16日

夏のスペイン女性

日本の夏は、とにかく日焼けを防ごうと、女性は日傘を差したり、帽子をかぶって歩くのはもちろんのこと、最近は腕の日焼けを防ぐため、長い手袋をはめて歩いている女性もいますよね。しかし、もっと太陽の力が強いと感じられるスペインでは、日傘を差す人はほぼゼロ、帽子もゼロに近いですね。

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日焼けを防ぐどころか、ほんのり焼きたいというのがスペイン人女性の多くの望みらしいです。見てください!もう何回もアップした私たちの住んでいるマンションの庭ですが、同じマンションの住人の女性が日光浴をしています。デジカメの望遠で撮ったものです。隠し撮りと思われても仕方ない写真ですね。。。もともと少し肌に色があるわれわれには考えられない行為です。

これは、平日の午後7時くらいに撮ったもの。本当に肌を焼いているという証拠をお見せしたかったこともあるのですが、平日の夕方にこんなにおだやかにのんびりプールサイドでおしゃべりできる生活も日本のみなさんにご紹介したかったのです。

日本では夕方5時ころから主婦は夕飯の支度に追われて大変ですよね?それが、こちらでは夜の9時ころまで平気であのように外でぶらぶらできるのはどうして?とスペインについたばかりのころはとても不思議でした。それは、スペインでは昼食に日本の夕食のように重い食事をとり、夜は軽い食事で済ますという習慣があるからなのです。それに、夕食は夜9時から10時ころなので、夜9時ころまでおしゃべりしていてもまったく問題なしというわけなんです。

夏にスペインにいらっしゃる方、日傘を差したいと思われる気持ちよくわかりますが、とにかく目立つということを覚えておいてください。

2008年07月23日

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

今日は、スペインの大西洋側の北部に位置する、サンティアゴ・デ・コンポステーラの街をご紹介しましょう。

この街で有名なのは、なんと言っても大聖堂です。聖ヤコブの遺骸が祭られているということから、古くから多くのカトリック教徒が巡礼で訪れています。今でも、熱心なカトリック教徒や、またそれほど熱心でない人も何らかの願をかけて、フランスから続く巡礼の道の全部または一部を、自らの足や自転車などで毎年数万人もチャレンジしているそうです。フランスとの国境のピレネー山脈からの距離は800から900キロメートルもあり、全行程を歩くとすると1ヶ月はかかるということです。その巡礼の道には、巡礼者のための宿泊施設がたくさんあり、とても安く泊まれます。日本で言えば、四国八十八箇所の霊場を廻るお遍路さんのようですね。ただ、日本ではお年を召した方が多いですが、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼は若い人も結構多いです。

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スペインというと、雨が少ない乾いた大地というイメージがありますが、このサンティアゴ・デ・コンポステーラがあるガリシア地方などの北部は雨が多い地域です。ですので、緑の木々も多く、マドリードから車で向かい高速道路を走っていると日本と感じが似ています。私がこの街を訪れたのはもう約9年くらい前。その日もかなり雨が降っていました。また、マドリードやセビリアでは夏の暑いときは、40度近くまで気温が上がりますが、このガリシア地方は夏でも涼しく、30度くらいまで上がるのはまれですし、冬も温暖なんですよ。雨が多いことを除けば、とても過ごしやすい地域です。そして、魚介類が豊富で安くておいしいので、日本からの旅行者の方々にもぜひ訪れていただきたいところです。

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これらの写真は主人が出張で行った時に撮ってきてもらったもの。旧市街の細い路地からチラッとみえる大聖堂の映像もとても素敵でしょう?

2008年07月30日

サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂

先週、サンティアゴ・デ・コンポステーラのご紹介をしましたが、大聖堂についてもう少し詳しく書きましょう。

この大聖堂の入り口近くに大きな香炉(Botafumeiro)が置いてあります。高さは約1メートル半、重さが50キロもあるそうです。これをMisa Solemneと呼ばれるミサの最中に上の方からぶら下げて、振り子のように聖堂内を振るそうです。残念ながらその振り子の香炉を見たことがありませんが、一度見たいと思っています。

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大聖堂前の広場から大聖堂を眺めると、雨が多い気候の影響でいい具合に苔がついていて、とても荘厳な雰囲気が感じられます。そして、大聖堂を正面として左側には、5つ星のすばらしいパラドールがあります。宿泊しなくても、ちょっとお茶だけでも利用してみてください。歴史の重みを感じさせるものがたくさんあります。

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