まず、先週お伝えしたトラックの運ちゃんのストのその後です。先週の水曜日の時点でスーパーに生鮮食料品をはじめ牛乳などの基本的な食品などがなくなってしまいましたが、政府が強行手段をとり、道路を封鎖していたトラックを一台ずつ取り除き、また会社に雇われて物を運搬しているトラックを保護したりして(当初は過激なグループがそういう雇われトラックを止めて、荷物を崖下に投げたりしていたので、ストをしていないトラックも怖がって仕事ができなかったのです)、徐々に平常を取り戻しています。一時はどうなることかと思いましたが、なんとか毎日ご飯を食べられています。
さて、6月14日から、スペイン第5の都市、サラゴサで国際博覧会が開催されています。「水と持続可能な開発」をテーマに地球ぐるみの環境保護メッセージを発信する役割を果たすということです。
このコラムで何回も書いているので、ご存知のように珍しく雨が多い年なので、今年は干ばつの心配はありませんが、スペインは雨が少ない国なので、「水の確保」というのはとても重要な問題です。数年前にかなり水不足が心配された年があって、それ以降、「現在ダムの貯水率は何パーセントです。皆さん、節水に心がけましょう」と毎日、テレビで天気予報の後に放送しています。
開催期間は3ヶ月で、入場が昼の部(午前10時?午後10時)と夜の部(午後8時?午前3時)までに分かれているそうです。この時期、日没が夜10時ごろなので、涼しく廻りたい方は夜の部がよさそうですね。でも、12時過ぎもちゃんとパビリオンが見学できるのでしょうか?まあ、宵っ張りなスペイン人なら大丈夫そうですが、日本じゃ考えられないですよね。
サラゴサへは、スペイン新幹線AVEを利用すれば、マドリードからもバルセロナからも
約1時間半。この時期にスペインにいらっしゃる計画のある方は、是非訪れてみて、愛知万博との違いなどもご覧になるのも楽しいことでしょう。
詳しいことは http://www.expozaragoza2008.es/をご覧ください。英語バージョンもあります。