スペインにいらっしゃる機会があったら、是非お試しいただきたいのが、イベリコ豚の生ハム、その中でもJamon de Bellota(ハモン・デ・ベジョータ)とネーミングされている最高級のものです。ハムにこの値段と驚かれるかも知れませんが、絶対に真空パック入りになっているものでは味わえない素晴らしい味を堪能できます。
日本でよく食べられるハムは、スペインではJamon York(ハモン・ヨルク)と呼ばれており、これもサンドイッチなどに使われたりして結構売れています。それだけではなく、他の腸詰め類のものなど、豚肉加工品はスペインの食卓には欠かせないものとなっており、スーパーなどでは必ずと言っていいほど、ハム屋さん(Charcuteria)コーナーがあり、例えばハモン・ヨルクでも100gちょうだいと頼むとその場で大きな塊をスライスしてくれます。
生ハムに目がない我が家の面々。お客さんのあるときや、クリスマスやお正月などにしか買いませんが、高級生ハムを買うともう目の色を変えて食べます。ちょっと安いのを買ったり、切ってもらう時間を面倒がって真空パック入りのものを買ったりしたら、てきめんにわかるようですね。
5月はじめのプチバカンスで行ったレストランで、生ハムを前菜として注文しました。一皿これで
25ユーロ。結構高かったですけど、やっぱり最高でした。その奥に見える、かりかりパンのアリオリソース添え、これは頼まなくてもついてきたのですが、生ハムとそれで結構おなかがいっぱいになってしまったのです。メインで頼んだ、リゾットのような魚介類のスープで煮たお米(パエリャのつゆダク?)が、家族4人で2人前しか頼まなかったのに、それでもおなかが破裂しそうになってしまいました。