先週、地中海の様子をお伝えして、海に入って遊ぶ人たちの写真などを載せたのでもうスペインは夏の様相かと思われている方が多いかもしれませんが、また不安定な気候になり肌寒い日が続いています。このコラムの一回目の投稿のときに書いたのですが、スペインには「5月40日までは上っ張りをしまいこむな」ということわざがあります。5月40日つまり6月の上旬までは不安定な気候になる可能性があるということで、まさにそのとおりなのです。昨日も、夕立のような激しい雨が局地的に降りました。数年前のスペイン皇太子のご成婚の日は5月下旬でしたが、あいにくの天候で、晴れたり大雨になったり、まさに5月の代表的な天気だった記憶があります。
明日、5月15日はマドリッド市の守護聖人、サン・イシドロの日で祝日となっています。祝日になるのはマドリッド市だけで、周辺の市の学校やお店はまったく普段通りです。ですので、マドリッド市内に勤めるお父さんやお母さんは休みで、周辺の市の学校に行っている子供たちは学校へ行くという現象がおきます。
このサン・イシドロの日は、地下鉄5号線のLa Latina駅の近くの小さなサン・イシドロ教会の周りでお祭りが行われ、チュラポと呼ばれる衣装で着飾った人々が集まります。スペインの首都のお祭りとしてはほとんど知られていないように、結構地味ですね。
かわいいチュラポ(男の子)とチュラパ(女の子)
子供だけでなく、おじさんおばさんもこの衣装で集まります。
ほかのサイトからお借りしました。。。
でも、このサン・イシドロの日がある5月は、マドリッドの闘牛場では大賑わいになります。通常、3月から10月まで闘牛は日曜日のみの開催ですが、この5月から6月上旬にかけては、連日闘牛が行われ、有名な闘牛士も登場するようです。