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2008年05月 アーカイブ

2008年05月07日

地中海でプチバカンス

ゴールデンウィーク明けの日本の皆さま、いかがお過ごしでしょうか?またいつもの日本の忙しい日々を送っていらっしゃるのでしょうね。先週のコラムで書いたように、マドリードでも5月1日から4日まで4連休だったので、バレンシアの南の方にあるアリカンテという街に近い海に出かけてきました。

連休があるとすぐに旅行を考えるスペイン人。前日の4月30日の午後からマドリードを脱出する人たちで、幹線道路は大渋滞です。特に、バレンシア地方へ向かう3号線とアンダルシア地方に向かう4号線は大混雑でした。我々は、そろそろ脱出組が移動を終えたであろう1日のお昼ごろに家を出ましたが、考えは甘かったですねえ。マドリードを出るのに普段なら数十分で行ける距離が2時間弱。さすがに疲れました。

日本では考えられないのですが、連休で高速道路の渋滞が予測される場合、反対車線の一車線を混雑する方向にします。連休前日、初日ならマドリード方面へ向かう2車線の内、内側の車線をバレンシア方向へ行く車が通るのです。それで、ある地点でそれを通常の車線に合流させるので、渋滞が発生していたというわけです。もちろん、交通量が激増していることが渋滞の原因ですが、、、

ほんの3日間でしたが、青い美しい海で日頃の疲れを癒すことができました。ご覧のように、5月の初めというのに、海岸は結構な人出で、海の水はまだまだ冷たいのに、泳ぐ人の姿も見られました。

playa.jpg

黒い日傘や夏でも長袖で紫外線から肌を守る日本の女性には信じられないでしょうが、パラソルもささずに肌を焼く人たちがいっぱいいました。中には、トップレスの女性も、、、そして、ミシュランのマスコットのような体型のおばちゃんもビキニ姿で堂々と海岸を歩く。何でもありの、おおらかなスペインの地中海でのプチバカンスでした。

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2008年05月14日

5月15日、サン・イシドロの日

先週、地中海の様子をお伝えして、海に入って遊ぶ人たちの写真などを載せたのでもうスペインは夏の様相かと思われている方が多いかもしれませんが、また不安定な気候になり肌寒い日が続いています。このコラムの一回目の投稿のときに書いたのですが、スペインには「5月40日までは上っ張りをしまいこむな」ということわざがあります。5月40日つまり6月の上旬までは不安定な気候になる可能性があるということで、まさにそのとおりなのです。昨日も、夕立のような激しい雨が局地的に降りました。数年前のスペイン皇太子のご成婚の日は5月下旬でしたが、あいにくの天候で、晴れたり大雨になったり、まさに5月の代表的な天気だった記憶があります。

明日、5月15日はマドリッド市の守護聖人、サン・イシドロの日で祝日となっています。祝日になるのはマドリッド市だけで、周辺の市の学校やお店はまったく普段通りです。ですので、マドリッド市内に勤めるお父さんやお母さんは休みで、周辺の市の学校に行っている子供たちは学校へ行くという現象がおきます。

このサン・イシドロの日は、地下鉄5号線のLa Latina駅の近くの小さなサン・イシドロ教会の周りでお祭りが行われ、チュラポと呼ばれる衣装で着飾った人々が集まります。スペインの首都のお祭りとしてはほとんど知られていないように、結構地味ですね。

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      かわいいチュラポ(男の子)とチュラパ(女の子)
      子供だけでなく、おじさんおばさんもこの衣装で集まります。
      ほかのサイトからお借りしました。。。
  
でも、このサン・イシドロの日がある5月は、マドリッドの闘牛場では大賑わいになります。通常、3月から10月まで闘牛は日曜日のみの開催ですが、この5月から6月上旬にかけては、連日闘牛が行われ、有名な闘牛士も登場するようです。

2008年05月21日

ハモン・デ・ベジョータ

スペインにいらっしゃる機会があったら、是非お試しいただきたいのが、イベリコ豚の生ハム、その中でもJamon de Bellota(ハモン・デ・ベジョータ)とネーミングされている最高級のものです。ハムにこの値段と驚かれるかも知れませんが、絶対に真空パック入りになっているものでは味わえない素晴らしい味を堪能できます。

日本でよく食べられるハムは、スペインではJamon York(ハモン・ヨルク)と呼ばれており、これもサンドイッチなどに使われたりして結構売れています。それだけではなく、他の腸詰め類のものなど、豚肉加工品はスペインの食卓には欠かせないものとなっており、スーパーなどでは必ずと言っていいほど、ハム屋さん(Charcuteria)コーナーがあり、例えばハモン・ヨルクでも100gちょうだいと頼むとその場で大きな塊をスライスしてくれます。

生ハムに目がない我が家の面々。お客さんのあるときや、クリスマスやお正月などにしか買いませんが、高級生ハムを買うともう目の色を変えて食べます。ちょっと安いのを買ったり、切ってもらう時間を面倒がって真空パック入りのものを買ったりしたら、てきめんにわかるようですね。

5月はじめのプチバカンスで行ったレストランで、生ハムを前菜として注文しました。一皿これで
25ユーロ。結構高かったですけど、やっぱり最高でした。その奥に見える、かりかりパンのアリオリソース添え、これは頼まなくてもついてきたのですが、生ハムとそれで結構おなかがいっぱいになってしまったのです。メインで頼んだ、リゾットのような魚介類のスープで煮たお米(パエリャのつゆダク?)が、家族4人で2人前しか頼まなかったのに、それでもおなかが破裂しそうになってしまいました。

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2008年05月28日

太陽の恵み、緑色の雫

みのもんたさんのおかげで、オリーブオイルが身体にいいということは、日本中に知れ渡りましたよね。でも、日本では値段が高いから、いくら身体によいからっていつも使うことはできないです。

スペインは気候がオリーブの栽培に適していて、オリーブオイルの生産が世界で第一位とあって、オリーブオイルの摂取量はかなり多いですね。それゆえか、世界中の国々の中でも平均寿命は上位を占めているようです。まあ、日本女性には及びませんが。

スーパーなどで油のコーナーにいくと、オリーブオイルとひまわり油が大部分を占めています。なんと、オリーブオイルの5リットルボトルまで。オリーブオイル生産国では、揚げ物もオリーブオイルですることが多く、1リットル入りボトルは当たり前です。我が家でいつも購入しているオリーブオイルはこちらの写真のもの。1リットルで3.29ユーロ、日本円で約500円強。安いですよね。

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こちらのレストランなどでサラダを注文すると、ドレッシングはかかっていません。テーブルに置いてある、塩・ワインビネガー・オリーブオイルをこの順番でかけるのです。最初のころは家では日本流でドレッシングを別に作っていましたが、今ではもっぱらこちら流。おいしいオリーブオイルだと、野菜の味も格別です!

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