雨が多く肌寒い日が多かったスペインも、ようやく青空を拝める日が多くなりつつあり、この週末はマドリードでは30度近くまで上がるかもと予報されています。徐々に暖かくなって十分春を満喫できる日本と違って、急激な天候の変化には毎年のことながら、ついていけない感じです。
3月の総選挙で再選されたサパテロ首相の新内閣が発足し、4月14日に発表となりました。なんと、首相をのぞいた17閣僚のうち、9人が女性という内閣となりました。しかも、国防省が女性で妊娠中ということです。男女平等を目標のひとつと掲げる社会労働党がそれを実現した形となりました。女性の一人としては、とてもすばらしいことだと歓迎しています。
学校のお迎えや懇談会にお父さんの姿もよく見られますし、スーパーでも男性の姿をよく見かけますので、男女平等という点では、スペインは日本よりかなり進んでいると感じています。ただ、ドメスティックバイオレンスの問題はここスペインにも多くあり、犠牲となって命を奪われた女性もかなりたくさんいます。
新たに設けられた「平等省」の大臣は若干31歳の女性だそうです。彼女の力で、DVの問題が少なくなることを期待しています。