世界に誇るプラド美術館で新しい催しが始まりました。1808年5月のスペイン独立戦争勃発後200年を記念した、「戦争の時代のゴヤ展」です。この催しでは通常は見られない個人蔵のゴヤ作の絵画やほかの美術館からも関連の作品、200点を集めたそうです。
去年の11月に大規模な増築工事が終わり、リニューアルオープンされてから、さまざまな特別展が計画され、また、その規模は以前とは比べ物にならない大きさのようです。
ゴヤといえば、初めて彼の作品を見たのは、約20年前のこのプラド美術館でした。特に黒い絵シリーズは、今までに見たこともない絵画で、とても衝撃的で印象的だった記憶があります。戦争の体験や病気で聴力を失ったことなどによる、彼の内面をさらけ出した作品は、世界中の人々の心を揺さぶるものです。
このゴヤ展は2008年4月15日から6月13日まで。この間に、マドリードにいらっしゃる計画のある方は、ぜひいらっしゃってみてください。この催しに関する日本語のページはありません。英語のページをご覧ください。
http://www.museodelprado.es/en/ingles/exposiciones/info/en-el-museo/goya-los-anos-de-la-guerra/