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2008年04月 アーカイブ

2008年04月02日

春の朝は眠い、眠い・・・

3月の最終日曜日の午前2時になったら、時計を3時に進めます。そうです。先週の日曜日からサマータイムが始まっています。

ということで、この日から日の出と日没が1時間ずつ遅くなり、今日4月2日は、日の出が8時ごろ、日没が8時40分ごろとなっています。日没が一番遅くなる6月下旬には、日没が9時50分ごろとなり、その時間まで太陽の光を利用できるのです。

これは、マドリードの時刻です。バルセロナはかなり東に位置しているのでこれよりも30分弱早いです。観光で建物のライトアップなどを見学予定されている方は、日没時刻を知ることが大事ですよね。各都市の日の出、日没時刻はこちらのサイトから調べることができます。http://es.weather.yahoo.com/

こちらから、知りたい都市の天気のページに入ります。その後、天気予報の下に、Valores Hitoricosという、項目がありますので、そこをクリックしてみてください。そうすると、過去1年間の天気に関する情報の表が出ますので、知りたい月のところを選ぶとその月の表が出て、日の出・日没時刻がわかります。これらは、スペイン語表示ですので、月はガイドブックなどを見て調べてくださいね。

太陽の光を十分利用できるサマータイム。地球には優しいのですが、サマータイムに変わって1週間くらいはつらいんですよね。今の時間帯で寝ても、体内時計はすぐに切り替わらないから、朝が本当に眠いのです。まあ、どんな時間帯でも一緒なのですが。。。

2008年04月09日

ヘレスの馬祭り

4月も第2週目に入りましたね。こちらは、道路わきに植えられたチューリップが咲き始め運転中にも心が和みます。有名なセビリアの春祭りも始まりましたが、あいにく今週はスペイン全土で雨のところが多く、フラメンコ衣装のすそを気にしながら歩いている人たちの様子がニュースで映し出されていました。

秋の雨季のことを少し前に書きましたが、春にも雨季、というか雨の多い時期があります。それが、4?5月にあたります。今週は月曜日の夜から本格的な雨が降り始め、昨日も雨で久しぶりに傘をさして歩きました。その前にいつ傘をさして歩いたか覚えていないくらい、雨がふらなかったんですよ。少しの雨は降りましたが、夜の間か傘がいらないくらいの弱い雨でした。今週、スペインに来ていらっしゃる方はほとんど青い空が拝められないでしょうから、大変お気の毒です。

祭りの多い、スペイン。今回ご紹介したいのは、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの馬祭りです。といっても、行ったことがあるわけはなく、行きたいなと思っているお祭りのひとつです。今年の開催は4月27日から5月4日で、いろいろな馬に関する催し物があるようです。

caballo.peque.JPG

ヘレスといえば、シェリー酒で有名ですが、アンダルシア種カルトゥハーノという馬の育成でも有名だそうで、古くから馬術も盛んなようです。この馬祭りの時に旅行に行かれない方でも、アンダルシア王立馬術学校で馬術ショーがあるようなので、ここで、すばらしい馬のダンスなどをご覧いただけます。

2008年04月16日

戦争の時代のゴヤ展

世界に誇るプラド美術館で新しい催しが始まりました。1808年5月のスペイン独立戦争勃発後200年を記念した、「戦争の時代のゴヤ展」です。この催しでは通常は見られない個人蔵のゴヤ作の絵画やほかの美術館からも関連の作品、200点を集めたそうです。

去年の11月に大規模な増築工事が終わり、リニューアルオープンされてから、さまざまな特別展が計画され、また、その規模は以前とは比べ物にならない大きさのようです。

ゴヤといえば、初めて彼の作品を見たのは、約20年前のこのプラド美術館でした。特に黒い絵シリーズは、今までに見たこともない絵画で、とても衝撃的で印象的だった記憶があります。戦争の体験や病気で聴力を失ったことなどによる、彼の内面をさらけ出した作品は、世界中の人々の心を揺さぶるものです。

このゴヤ展は2008年4月15日から6月13日まで。この間に、マドリードにいらっしゃる計画のある方は、ぜひいらっしゃってみてください。この催しに関する日本語のページはありません。英語のページをご覧ください。
http://www.museodelprado.es/en/ingles/exposiciones/info/en-el-museo/goya-los-anos-de-la-guerra/

2008年04月23日

あっぱれ!サパテロ首相

雨が多く肌寒い日が多かったスペインも、ようやく青空を拝める日が多くなりつつあり、この週末はマドリードでは30度近くまで上がるかもと予報されています。徐々に暖かくなって十分春を満喫できる日本と違って、急激な天候の変化には毎年のことながら、ついていけない感じです。

3月の総選挙で再選されたサパテロ首相の新内閣が発足し、4月14日に発表となりました。なんと、首相をのぞいた17閣僚のうち、9人が女性という内閣となりました。しかも、国防省が女性で妊娠中ということです。男女平等を目標のひとつと掲げる社会労働党がそれを実現した形となりました。女性の一人としては、とてもすばらしいことだと歓迎しています。

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    EL PAIS紙の写真を拝借しています。

学校のお迎えや懇談会にお父さんの姿もよく見られますし、スーパーでも男性の姿をよく見かけますので、男女平等という点では、スペインは日本よりかなり進んでいると感じています。ただ、ドメスティックバイオレンスの問題はここスペインにも多くあり、犠牲となって命を奪われた女性もかなりたくさんいます。

新たに設けられた「平等省」の大臣は若干31歳の女性だそうです。彼女の力で、DVの問題が少なくなることを期待しています。

2008年04月30日

スペインの5月

日本ではゴールデンウィークのまっただ中ですね。ここマドリッドでも5月1日はメーデーで休日、2日はマドリッド県の休日なので4連休になり、今日の午後から旅行に出る人がかなり多いようです。

スペインの5月で思い浮かぶのが、Primera Comunionと呼ばれる初聖体の儀式を受ける子供たちです。10歳か11歳で受けるのですが、その儀式が5月に教会で行われます。その儀式の前には、約1年間教会でカトリックの教えをみっちり受けなくてはならないそうです。子供の成長を祝うものですから、日本の七五三みたいなもののようですが、そのあたりは、カトリックでは形だけではないようです。

communion.jpg
    最後の値下げで安くなっているドレス。ガラス越しなので見にくいですが、、、

その日は教会で初聖体を受ける儀式をした後、家族や友達を呼んでレストランなどでお祝いのパーティをします。子供たちは、女の子は写真にあるウェディングドレスのような白いドレス、男の子は水平が着るようなスーツを着る子が多いようですね。一回しか着ない衣装に、レストランでの招待客の食事、また写真屋でとるアルバムなど、かなりの出費となるようです。

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