« 2008年02月 | メイン | 2008年04月 »

2008年03月 アーカイブ

2008年03月05日

サラマンカ旧市街

1988年に世界遺産に登録された、サラマンカ旧市街。古代ローマ人によって開かれ、銀の道に中継都市として栄えた歴史を感じる街です。

今年の冬は、スペインは暖冬で、先週末は20度まで気温が上がり、もう春到来かと心うきうきさせていたのですが、昨日から北からの寒気が入り、今日のマドリードの最高気温は8度。真冬に逆戻りです。そんな時、スペインの冷蔵庫と呼ばれるサラマンカは何度まで下がったのでしょう。何しろ、内陸なので、マドリードよりさらに気温が低いのです。

マドリードから約3時間と近いので是非この歴史の街を訪れてみてください。中央祭壇が素晴らしいカテドラルと美しいマヨール広場など見所がいっぱいです。

salamanca%20catedral.JPG
  旧カテドラル外観 尖塔と青い空が美しい

catedral%20fachada.JPG
  旧カテドラル 中央祭壇

salamanca%20mayor.JPG
  マヨール広場 美しい市庁舎の建物

2008年03月12日

スペイン社会労働党の勝利!

3月9日の日曜日に、スペインで総選挙が行われ、社会労働党が野党の国民党を破り、サパテロ首相が任務を続けることとなりました。サパテロ首相は、4年前に首相として就任し、イラクからのスペイン軍の撤退、同性愛者の結婚の合法化など斬新な政策を次々と打ち出しました。今回の選挙では、国民等との差はわずかで圧勝というわけではなかったのですが、それらの政策が国民に認められたということでしょう。

zapa.peque.JPG
   とんがり山のようなまゆげがトレードマークのサパテロ首相。他のサイトから拝借。  

選挙というと、日本では、選挙カーで「立候補いたしました○○です。よろしくお願いします!」といったイメージがまず思い浮かびますが、ここスペインでは今回の総選挙しかり、市や県の選挙であっても、比例代表制で議員が選出されるので、日本のような選挙カーでの宣伝はまったくありません。

それと、私が驚くのは、投票率の高さです。今回の総選挙の投票率は75%強あったといい、毎回これくらいあるようです。また、うちの長男は高校1年生ですが、その友達の間でも、社会労働党と国民党のどちらがいいかと議論しているそうです。日本では、高校生が政治の話をするなんて、考えられないですよね。まあ、うちの息子は、そんな議論をだまって聞いているようですが。。。

春めいたマドリッドの青い空を見ながら、選挙で感じたことをつづってみました。

2008年03月19日

セマナ・サンタのまっただ中

ただいまセマナ・サンタ(聖週間)のまっただ中です。このセマナ・サンタは毎年何月何日から何日とは決まっていません。春分の日後の満月の日がセマナ・サンタの最終の日曜日のキリスト復活の日とするようで、早ければ3月22日、遅くても4月25日の間にあたるそうです。今年は、その復活の日が3月23日でとても早いセマナ・サンタとなっています。

このセマナ・サンタにあわせて学校は約10日間休みになります。一般の会社は最後の日曜日の前の木・金曜日が祝日なので4連休になりますが、多くの人が子供の休みにあわせて休暇をとって、旅行へ繰り出します。特にマドリードの人たちの人気の場所は、海です。「3月に海?」と驚きますが、地中海沿岸の地方は20度くらいまで気温が上がるので、海岸で日光浴をしたり、海岸沿いを散歩したり、レストランで魚介料理を楽しむ人たちで賑わっていることでしょう。

このセマナ・サンタに食べられるお菓子を紹介しましょう。スイーツといいたいところなんですが、そんなに洗練されたものでもないので、お菓子の方がしっくりしますね。でも、それよりも、日本の方にはフレンチトーストと言った方がわかりやすいかもしれませんね。これは、Torrijaトリッハと呼ばれるもので、堅くなったフランスパンを2センチくらいに切って、牛乳に浸し、溶き卵にくぐらせて揚げたものです。その後、甘い白ワインやリキュールなどに浸していただくものです。

Torrija%20peque.JPG
   他サイトからお借りした写真です。。。

これを、豪華なお昼の食事の後にいただくスペイン人。おそるべし、スペイン人の胃。

2008年03月26日

ラ・マンチャの大地に立つ風車

日本の方々に観光してほしい場所はいくつかありますが、その一つが風車のある風景です。私たちは、スペインに住み始めてまもない頃、風車が多く残っている、カンポ・デ・クリプターナに行きましたが、青い空と白い風車がとても美しかったのを鮮明に覚えています。

観光客の方がもっと行きやすいのは、コンスエグラ。トレドからバスで約40分ですので、トレドに泊まって、半日コンスエグラ観光を計画されてはいかがでしょうか?

molino%20peque.JPG

この前、高校生の息子が学校の社会見学で、ドン・キホーテを書いたセルバンテスの生涯をたどるコースに行ったので、写真を撮ってきてもらいました。コンスエグラにはこのような風車が11基あります。

consuegura%20peque.JPG

コンスエグラの町はとてもこぢんまりした町。スペインの田舎の人たちのおだやかなのんびりした生活の一片がのぞけると思います。バルを見つけたら、是非、ラ・マンチャで有名な料理でピストと呼ばれる、フランスのラタトゥユに似た野菜の煮込みをおためしください。ピーマンが甘くなって、とてもヘルシーでおいしいです。そして、おみやげにはこのあたりでたくさんとれるサフランはいかがでしょうか?風車のひとつでも売っています。

About 2008年03月

2008年03月にブログ「スペインコラム」に投稿されたすべてのエントリーです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2008年02月です。

次のアーカイブは2008年04月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type