AVEと呼ばれるスペイン新幹線のMadrid-Barcelona間が、今日、めでたく開通しました。新幹線での国内移動に慣れている私たち日本人にとっては、「え?今までなかったの?」と不思議に思われるでしょうが、事実です。AVEはAlta Velocidad Española(直訳すればスペインの高速鉄道)の略で、スペイン語で鳥という意味です。1992年に登場し、Madrid-Sevilla間で多く利用されてきました。
今日の開通で、鉄道でMadrid-Barcelona間、約620kmを2時間38分で移動することが出来るようになりました。飛行機でこの間を移動すると、所要時間は約1時間10分。しかし、ご存知のように、それぞれの都市の中心地から空港までの移動と、空港での待ち時間を合わせれば、さほど時間は変わらないことになります。というのは、AVEはアトーチャ駅からサンツ駅まで運行しているからです。
ニュースでインタビューされていたビジネスマンは、AVEなら車中でパソコンを使って仕事ができるから、AVEの方がいいと答えていました。また、旅行者の方は、車窓を楽しむことができますよね。まあ、最高時速300キロというし、マドリードから出たばかりは何もない乾いた大地が続くので、そんなに見所はないようですが。でも、何もないのが、日本の方にはめずらしかったりして。
料金の方は、AVEは片道約100ユーロ強。今のレートで、約17,000円くらいですね。飛行機は、格安航空会社の登場で、早めに予約すれば、AVEよりはかなり安くゲットできるようです。
私はといえば、あまりバルセローナに行くこともありませんが、行くとしたら家族で移動になりますので、車になるでしょうね。とほほほ・・・皆さんならどうされますか?