スペインに住み始めて、もうすぐ10年になります。なんか、あっという間の10年だったように思えます。マドリード郊外に住んでいて、バス路線も増えたり、最近はメトロ・リヘロと言って、プチ地下鉄(と言っても、ずっと地下を走っているわけではないのですが)のようなものも登場し、住み始めたころに比べるとかなり便利にはなってきていますが、何といっても自家用車が便利なので、我が家で2台車を所有し、大活躍しています。そうですね、うちの近所の家は、ほとんどの家が2台、あるいは3台持っています。
こちらで運転し始めたころは、右側通行とマニュアル車になれるのに苦労しました。どうしてなんでしょうね。こちらでは、他のヨーロッパの国々もそうだと思うのですが、大部分がマニュアル車です。オートマチック車もあるにはありますが、ごくわずかです。日本で、オートマチック車に慣れていた私は、スペインで運転し始めたころは、何速で走っているかもわからないくらいパニクってましたね。思い出すと、おそろしいです。
もうひとつ、慣れるのに苦労したのは、家の近くにあるものをカメラで撮りましたが、スペインではロトンダと言われているロータリーです。道路と道路の交差する箇所にあり、左を見ていて車がこなければ入っていけます。信号が渋滞の元凶と思っていましたが、なんのなんの、交通量が多いときはロトンダも同じなんですね。まあ、赤信号で車が来ていないのに止まっていなくてはならないということはないので、慣れればこちらのほうが便利だと思います。