マドリードから車で約1時間のところにある、アビラの街。旧市街を取り囲む、城壁で有名な街で、この旧市街が世界遺産に登録されています。
この城壁は、11世紀にイスラム教徒の侵攻を防ぐためにカトリック教徒が建造したものです。城壁の一部が残っているところはたくさんありますが、中世ヨーロッパの城壁で完全な形で町を取り囲んで残っているのは、ここだけだそうです。
夕日の当たる城壁の写真です。交通標識がなければ、本当に中世の景色そのものですよね。騎士が馬に乗って現れそうな感じです。
それにしても、この城壁。観光で訪れるわれわれにとっては、美しく素晴らしい遺産ですが、住んでいる人にとっては面倒なものでしょうね。直線距離では近くても、門からでないと出入りできないんですから。
アビラを訪れる機会があれば、是非アビラ牛のステーキを召し上がってみてください。