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2007年10月 アーカイブ

2007年10月03日

雨・雨・雨・・・秋の到来

ここ数日、雨の日が続いています。ずーっと降り続いているわけではないのですが、うっとうしいこのお天気にちょっと気分もブルーです。

スペインでは公式的には夏至・秋分の日・冬至・春分の日で季節を分けています。ということで、9月23日の秋分の日から秋が始まっています。(ちなみに、スペインでは秋分の日は祝日ではありません。)秋のお天気と言うと、日本では「秋晴れ」が想像されますが、こちらでは、雨の到来です。6月から8月までのマドリードの3ヶ月間の降水量はたった50ミリたらず。そう、まったく傘いらずなのです。それが、10月、11月になると1ヶ月でそれくらいの量の雨が降るのです。まあ、これでも日本の太平洋側の街の1年でももっとも少ない真冬の降水量くらいなんですが。

スペインというと、紺碧の空をイメージされる方も多いでしょう。今、旅行でこちらにいらっしゃっている方には本当にお気の毒です。これから秋にいらっしゃる方のために、晴れ間がのぞくことをお祈りいたします。

もう旅程が決まっている方、天候がどうなろうとどうしようもないですが、参考までにこちらをご覧下さい。http://es.weather.yahoo.com/
スペイン各地の天気予報が見られます。

2007年10月10日

マヨール広場の特産品フェア

この前ご紹介した、中がとろとろのチーズを発見した(噂には聞いたことがありましたが)、スペイン各地の特産品フェアは今年の6月にマドリードのマヨール広場で開催されたものでした。テレビで放送されていて開催を知り、カメラを持って出かけることにしました。写真でご覧いただけるように、広場の中に、プレハブの小屋がたくさん建ち並んでいました。


caseta.jpg

フェアで出ていたものは、アストゥーリアス地方のりんごのお酒、シードラや各地の生ハム等や腸詰類、蜂蜜やチーズ類が多かったですね。どれも本当においしそうで、少しずつ試食もさせてもらえ、はじめてのものは、食べられるかどうか試すことができるので、GOODです。

観光地としても有名なマヨール広場。みなさんが訪れるときに、このようなフェアが開かれていたら・・・ラッキーですね。

2007年10月17日

もうすぐハロウィーン

前々回のコラムで、雨が多くなる秋のことを書きましたが、その後マドリードは晴天続きです。内陸なので、朝晩の気温はぐっと下がって、10度くらいになっていますが、日中は太陽の力で20度くらいまで上がり、気持ちのよい日が続いています。ところが、1年のうちのほかの季節は晴天の多い、スペイン東部の地中海沿岸の街では集中豪雨に見舞われ、かなりの被害が出ています。

さて、10月も後半に入ってきました。10月31日はハロウィーンです。スペインではもともとはハロウィーンの習慣はなかったのですが、イギリスやアメリカの影響でお菓子をもらいにいく子供たちはかなり多くなったようです。もともと、仮装好きのスペイン人。近くの仮装衣装グッズを扱うお店では、もうしばらく前からハロウィーン用品を並べています。

うちの息子たちも、数年前から友達と一緒にお菓子をもらいにあちこちの家をまわっています。多くの家が飴をくれているようで、持って行った袋は飴でいっぱい。結局、食べずじまいになってしまうのですが、中にはお金をくれる家もあるらしく、せっせとあちこちの家をまわるようです。お菓子やお金には不自由していないのに、友達と騒ぎながら行くのが楽しいんでしょうね。

仮装で思い出すのは、、、かれこれ10年前。まだスペインに来て間もないころ、子供の学校のクリスマス休暇に入る前のパーティで仮装をしてくるように言われ、日本では仮装することはほとんどなくどうすればよいのかと困っていたとき・・・クラスの子のお母さんが、貸衣装やさんがあるよと教えてくれたのです。そのときに借りたのは、ピーターパンの衣装。なつかしいです。上の写真の店は、パーティグッズもおいてありますが、メインは仮装衣装。一回しか着ないものでも買ってしまうスペイン人が多いから、成り立っているんでしょうね。もったいながる日本では無理でしょう。

2007年10月24日

秋は1時間おとく?

いきなりほとんど何も見えない写真でびっくりされたでしょうか?これは、今日、10月24日、朝8時過ぎの我が家のベランダから撮った前の通りの映像です。3月末からのサマータイムの時間帯で、夕方から夜は太陽の光をしっかり利用できましたが、そのおかげでもう朝8時というのに真っ暗なんです。もう通勤途中の人も多いでしょうけど、真っ暗闇のなかを行かなくてはなりません。今日の夜明けは、8時34分、日没は、19時22分です。

それで、今度の日曜日の夜中に、サマータイムから冬時間に戻されます。3時になったら時計を2時に戻すのです。

わーい、1時間余分に寝られるわっとか、余分に遊べるわって喜ぶのは、若い人たちだけかな?私なんかは、そう思ってもいつもの時間に目が覚めてしまうし、1週間くらいは時差ぼけのように、冬時間になれるのにかかるのですよね。まあ、サマータイムになる3月は1時間少なくなるわけですから、それよりはいいですけど。

2007年10月31日

スペイン版お彼岸

明日11月1日はスペインでは「諸聖人の日」として祝日で、人々はお墓参りにでかけ、亡くなった家族を思い出す日となっています。日本のお彼岸みたいなものですね。この日は、お墓の周りは人であふれ、お墓はきれいにお花で飾られます。

日本ではお彼岸と言うと今ではそれぞれお墓参りに行くだけですが(中にはお彼岸の定番、おはぎを召し上がる方もいらっしゃるかもしれませんね)、スペインでは親戚であつまって、この日お決まりのスウィーツを食べるのです。それが、写真にある、ブニュエロと聖人の骨です。ブニュエロはプチ揚げシュークリームと言えば想像していただけるでしょう。クリームが今ではいろいろな種類のものが出ています。私が今回買ったのはカスタードクリームっぽいのとチョコレートクリームのものです。それと、手前にあるのは、聖人の骨。これはアーモンドの粉に砂糖などをいれた生地を骨の形にし、その中にカスタードクリームらしきものが入っています。

これらのお菓子は、ほとんどケーキ屋さんで買う人が多く、家で手作りする人は少ないみたいですね。そして、これらは量り売りで、だいたい1キロ23ユーロくらいでした。そうです、大体のクッキーやケーキなども計り売りされるものが多く、ショーケースに書かれている値段は、1キロのものなのです。値段が高くてびっくりされていた方も多いのではないでしょうか?そして、今回買ったのは、約280グラムで、7ユーロ弱でした。日本円だと1100円くらいでしょうか?結構しますよね。

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