スペインのバーゲンシーズンをご存知ですか?
アウトレットショップも続々登場。
シーズンにあわせて、ぜひスペインでお買い物を。
真冬や真夏にスペインに旅行されたことがある方は、お店と言うお店のショーウィンドウに「Rebajas」と張られているのを見られたことがあると思います。そう、ご想像の通り、バーゲンのことです。このバーゲン開催日は例年決まっていて、冬は、前々回のコラムで書いたスペインのクリスマス(Navidad)が終わる1月7日から(最近は2日から始める所もあります)2月いっぱい、夏は7月1日から8月いっぱいとかなり期間が長くなっています。バーゲン開始直後はどこのショッピング街も人で人でいっぱい。スペイン人も日本人と同じくバーゲン好きなのが分かります。このスペインでのバーゲン、洋服などにとどまらず、タオルや食器や家具なども値下げするので、我が家も多いに利用しております。
日本にはたくさんの種類のデパートがありますよね。しかし、ここスペインではデパート業界はただ一社、El Corte Inglesがあるのみ。さすがに品揃え、質はほかのスーパーに比べるとよいのですが、デパート業界で競争がないためか、値段は高いし今一つ洗練されないという気がしているのは私だけでしょうか?
スーパーマーケットはたくさんあります。大体の店舗は郊外に大きな駐車場とともに作られています。スペイン人もアメリカ人のようにまとめ買いをする習慣があるようで、大きなカートに山盛りに品物を入れているが多いです。金曜日の夕方や土曜日などはレジでかなりの時間、待たされるのを覚悟していないといけません。
そういう巨大スーパーマーケットがあちこちにできている一方、昔ながらの市場、メルカードも根強く残っています。バルセロナのサン・ジュセップ市場のような有名な市場はマドリードにはありませんが、各地にあるので一度覗いてみてください。色とりどりの野菜がきれいに並べられ、とてもきれいです。
日本でも最近かなり人気があるように、スペインでもここ数年の間にアウトレットショップが次々とできてきました。我が家の近くにある、ラス・ロサスにあるアウトレットのショッピングセンターには、靴のカンペル、革製品のロエベ、バーバリーなどその他いろいろな有名メーカーのお店が建ち並んでいます。ちょっと遠いのが旅行者の方には不便ですが、特にバーゲン時期は行く価値があるかも知れませんね。
森 茂子 1988年に結婚。1991年、1995年に男子を出産。横浜市磯子区でごく普通の母親・主婦として暮らす。97年の暮れに、主人の長年の希望であったスペインでの就職が決まり、家族での移住を決意。ビザの取得など準備をし始め、ご主人は98年5月、他の家族は8月に渡西し、現在に至る。趣味はパドル(テニスの小型版)とサッカー観戦。