2018年02月21日

プラド美術館展

今年2018年は、日本とスペインの外交通商関係が樹立してから150周年にあたります。その記念事業の一つとして、「プラド美術館展」が東京と兵庫で開催されます。今までプラド美術館展は東京では4回開催されているようですが、今回は「ベラスケスと絵画の栄光」と題して、ベラスケスの作品7点を軸に17世紀の絵画の傑作61点が展示されます。東京での開催は、上野の国立西洋美術館で2月24日から5月27日まで、兵庫県では、兵庫県立美術館で6月13日から10月14日までです。

展示会の詳細はこちらで https://artexhibition.jp/prado2018/

そして、日本スペイン外交関係樹立150周年に関する詳細は
http://www.es.emb-japan.go.jp/JPES150/jp/historia.html
このページによると、日本とスペインの交流が始まったのは、あのフランシスコ・ザビエル神父が来航したときですが、その後鎖国中は全く交流がなく、本格的に外交関係が始まったのが150年前なるそうです。

もうすぐ開始となる東京の「プラド美術館展」のニュースを見て、久しぶりにプラド美術館のHPを見てみました。前回プラド美術館を訪れたのが2014年だったので約4年ぶりです。

そこで目に留まったのは、プラド美術館に少ししかいられない人のためのおすすめコースです。1時間が15作品、2時間が30作品、3時間が54作品です。プラド美術館には膨大な数の作品が展示されており、もちろんすべてがそれぞれに素晴らしい作品なんですが、全部観賞しようとすると時間的にも体力的にも厳しいですよね。そこで、プラド美術館が厳選してくれた作品を、日本語のガイドフォンで説明を聞きながら鑑賞すれば、短い時間でもプラド美術館訪問が素晴らしい思い出になること間違いなしです。

その1時間コースの15作品はこちらです。作品名、作者名、展示室(Sala)だけ書きます。
1 La Crucifixión
Flandes, Juan de
Sala 057

2 El caballero de la mano en el pecho
El Greco
Sala 008B

3 Las meninas
Velázquez, Diego Rodríguez de Silva y
Sala 012

4 El sueño de Jacob
Ribera, José de
Sala 009

5 El 3 de mayo en Madrid o "Los fusilamientos"
Goya y Lucientes, Francisco de
Sala 064

6 La Anunciación
Angelico, Fra
Sala 056B

7 El Cardenal
Rafael
Sala 049

8 Carlos V en la Batalla de Mühlberg
Tiziano, Vecellio di Gregorio
Sala 027

9 La Inmaculada Concepción
Tiepolo, Giambattista
Sala 019

10 El Descendimiento
Weyden, Rogier van der
Sala 058

11 Tríptico del jardín de las delicias
El Bosco
Sala 056A

12 Las tres Gracias
Rubens, Pedro Pablo
Sala 029

13 Autorretrato
Durero, Alberto
Sala 055B

14 Judit en el banquete de Holofernes (antes Artemisa)
Rembrandt Harmensz. van Rijn
Sala 016B

15 Orestes y Pílades o Grupo de San Ildefonso
Escuela de Pasiteles
Sala 071

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2018年02月07日

続・チンチョンへ

今日は、チンチョンのご紹介第二弾です。

マヨール広場にある建物の一階には、バルや土産物屋さんがあります。やっぱり旅行したなら、その土地の民芸品などをゆっくり見たいですよね。ここには、鉄製の装飾品など売られていました。

そして、広場の一角には、ナシミエントが置かれていました。

この広場からすぐ近くにチンチョンのパラドールがあります。このパラドールは、17世紀の修道院を改装したものです。ここのバルで、コーヒーを飲みました。タイルをふんだんに使った内装がとても素敵です。

そして、中庭もとても落ち着いた雰囲気で、昔の修道院だったころを思い起こすことができます。中庭を囲み回廊には、修道院だったころの装飾品がきれいに飾られています。

マヨール広場から駐車場に戻るまでにちらっと見えた集合住宅地が素敵で、中に入って写真をとりました。ここは普通の住宅用の建物の様でした。よくよく見ると古い建物のようですが、なかなか素敵ですよね。

マドリードに戻る前に、町のはずれにあるチンチョン城に寄りました。15世紀末に建築されたお城ですが、何度も戦争で破壊されたということで、一時はアニス酒造工場として利用されていたそうです。内部は見学できませんが、外からは当時の城主が住んでいたころの時代を想像することができます。

今回、チンチョンでは食事はしませんでしたが、アニス酒やにんにくなど、チンチョン名物もありますので、是非この地の名物料理に舌鼓を打ってください。

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2018年01月23日

マドリードの地下鉄が変わりましたよ!

2017年にスペインに訪れた観光客数が今までの記録をさらに更新し、8200万人にも上ったそうです。ご存知のようにカタルーニャ州では独立騒動のため、観光客が減少し、他の州より伸び率が少なかったらしいので、もし独立騒動がなければもっと人数が多かったのではないでしょうか?

日本でもここ数年外国人観光客が大幅に増えており大きな話題を呼んでいますが、それでも2017年は2900万人だったということですから、この数字から見ても、スペインが観光立国だということがお分かりいただけると思います。

マドリードも観光客が大幅に増えた州のひとつですが、観光客があちこち移動するのにとても便利なのが地下鉄ではないでしょうか。路線も多いし、電車の本数も多いので待ち時間も少なく、昼間の時間帯ならとても安心して乗ることができます。

ただ、注意してほしいのが、切符の買い方が2017年のおわり頃から変更になっていることです。

今までの、一回券や十回券の紙の切符が廃止されました。どうしたら地下鉄に乗れるかというと、まず2.5€のムルティ・カードというカードを購入して、そのあとにそのカードにチャージする方式に変更になりました。チャージは、地下鉄一回分でも十回でもOK。前の紙の切符の時と同じように、他の人が使うこともできます。

紙の切符廃止となり、カードに何度もチャージできるので、エコではありますが、外国からの観光客の方々にとっては、カード代がかかるので不便な点もあるのではないでしょうか?

それに、10回券を買ったとき、紙の切符であれば、使った分だけ改札を通ったときに印がつくので、後何回使えるかすぐに分かるのですが、カードでは分かりません。そこで、スマホのアプリがあって、それをダウンロードしておけば、NFC機能を使ってカードをかざすだけでどれだけ残っているか分かるようになっています。また、地下鉄だけではなく他の近郊バスなどの回数券もチャージできるので、住民にとっては便利です。

マドリード地下鉄の10回券は、私たちが住み始めた約20年前は本当に安かったです。調べてみたら、2000年は10回分がたった4.24€だったんですよ。それが、今では12.20€。日本の公共交通機関に比べればまだ安いかもしれませんが、20年間で約3倍はすごい値上がり率です。特にリーマンショック後の財政難の時にググっと上がってしまいましたね。

私は郊外に住んでいるので2018年になってからまだマドリードの地下鉄を利用していませんが、観光客の方々にとっては混乱してしまうんじゃないかと心配しています。利用客が多い駅には駅員が助けてくれていることを祈りたいです。

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2018年01月09日

チンチョンへ

皆さま、明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月2日に、マドリードの南東50㎞ほどのところにあるチンチョンにドライブに行ってきました。車で約50分くらいです。ここには、過去2回くらい来たことがありましたが、最後に来たのももう15年くらい前になります。

チンチョンに着いて少し探したら、市の駐車場を見つけました。それほど大きい町ではないので、無料駐車場です。そこから町の中心地、マヨール広場までは歩いて10分弱。

一番古い建物は15世紀からあるとか。本当によく建っているものですよね。木のバルコニーがとても素朴で、緑色がきれいですよね。前に来た時には、もっと古びた感じがしたように記憶していますが、あれから補修されたのでしょう。

まずは、この広場にある、ツーリストインフォメーションに地図をもらいに行きました。それほど見どころというものはないことは分かってはいたのですが、まだお休みモードが続いていて中に入れるところはほとんどなかったです。スペインでは1月2日はもう平日扱いなので、トレドやセゴビアの大観光地ではこういうことはないでしょうが、この小さい村ではゆるーいんですよね。まぁ、こういうのがスペインらしくてよいのですが。

ツーリストインフォメーションのとなりにあったこの水槽。きれいに絵をかいたりしていましたが、何なんだろうと不思議に思ったので、職員に聞いてみたら、昔の洗濯場だったそうです。30-40年くらい前までは実際に使用されていたそうです。

マヨール広場から坂道を上っていくと、1626年に完成した聖母被昇天教会があります。この教会の中央祭壇にはゴヤの「聖母被昇天」が飾られているということです。残念ながら、この時は教会が閉まっていて、入ることができませんでした。

この教会の隣には、時計塔があります。そして、この教会・時計塔が丘の上に建っていて、マヨール広場の方を見渡すことができます。丘を下りてまた広場に戻るときに、ちょうど鐘が鳴り響き、美しい音色を聴くことができました。

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2017年12月28日

ハモン・イベリコ、ゲット!

2017年もあと残すところ4日となりました。皆さま、年末いかがお過ごしでしょうか?我が家では、おせち料理はあまり好きでないことをいいことに作らないし、お客さんもないので、のんびり過ごしていますと言いたいところですが、日ごろの手抜き掃除のつけが回ってきて、大掃除に追われている今日この頃です。

今年は、なんと生ハムの足一本ゲットです!夫が勤めている会社に業者から贈られたお歳暮の品なのですが、夫がくじ引きで大当たりしたのです!

早速、ハモネロと呼ばれる生ハムを切るために固定する器具を取り出し足を固定します。まずは、外側の固いところと油の部分を取り除いて、ハムの赤い身が出てきたら薄―くスライスしていきます。薄く切っていくのが、結構手間がかかりますね。そして、食べる分ずつスライスしていきます。いただいた生ハムの足は、なんと6.5㎏!全部食べ終えられるのは、いつでしょうか?前回、いただいた時ももったいない話なのですが、食べきれないうちにカビが生えてしまったことがあり、いつも買っているいう息子の友達に、そのことを相談したら、驚かれたということです。というのは、カビが生えるようになるまでに食べつくすそうなんです。まぁ、スペイン人家庭では、クリスマスイブ・クリスマス、そして大晦日・元旦と親せきが集まり食事をするので、その時に大量消費するんでしょうね。

今回いただいた生ハムは、ハモン・イベリコ(イベリコ豚の生ハム)の中でもセボカンポというランクに入るようです。2014年にハモン・イベリコのランク分けについて改正があったようで、ハムの足につけられたタグの色で判別できるということです。

そのタグの色は4色あり、最高級のものから、黒・赤・緑・白となっています。今回のものは緑のタグがついておりました。それは、黒いひづめのイベリコ豚ですが、50%以上イベリコ豚の血が入っていればいいらしいです。そして、狭い豚小屋でなく、ある程度広さがある豚牧場で放牧して育てられ、どんぐりや自生植物や飼料を与えられたもののようです。

黒いタグは、100%イベリコ豚の純血種の豚で、しかもドングリまたは自生植物のみを餌としているもののみに付けられるということです。

生ハムの足を買うと骨までスープの素として使うことができるようです。特に、ひよこ豆の料理、コシードに入れるといいそうです。家ではコシードは作ることがないですが、豚骨ラーメンのスープにできるのかな?でも、切るのが大変そうだから無理そうです。

スペインにいらっしゃったら、生ハムの足をご覧になることもあるかと思いますが、タグを確認してみてください。そして、できれば黒タグの生ハムをご賞味ください!

2017年の投稿はこれが最後です。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さま、良いお年をお迎えください!

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2017年12月13日

スペインのクリスマス

今年もあと20日くらいとなりましたね。毎年言っていますが、本当に月日が経つのが早くて恐ろしいです。クリスマスが近づき、各家庭ではその準備に追われている頃なのですが、今日はスペインのクリスマスの習慣の一つ、ベレンについて紹介したいと思います。

クリスマスというと、日本では、イルミネーションやクリスマスツリー、そしてキラキラとした包装紙やリボンなどで飾られたプレゼントというイメージが浮かび、友達や恋人と楽しく過ごす日と受け止められていますね。一方、カトリック教徒が多いスペインでは、イエス・キリストの誕生した日というとても重要な意味があり、クリスマスイブの夕食、クリスマスの昼食には親せきで集まり食事をとるのが普通だそうです。

スペインでもクリスマスの飾りつけとしてツリーやイルミネーションもありますが、伝統的な飾りと言えば「ベレン(またはNacimientoナシミエント)」になります。ベレンとはスペイン語でキリストが誕生した町ベツレヘム、ナシミエントというのはスペイン語で誕生という意味です。馬小屋でキリストが誕生した様子を人形で再現したものが「ベレン」で、ただその誕生の場面だけのものもあれば、その他にベツレヘムの町に住むその他の人々も加えた大掛かりのものまで様々です。


 息子の友達の家のベレン

今日、家の近くの教会に飾ってあるベレンを見に行ってみました。この教会は、家から歩いて約5分のところにあるのですが、10年ぐらい前に建てられたとても新しい教会です。

約3メートル四方の広さのところにベツレヘムの町がつくられていて、キリストが誕生した馬小屋にはライトがつけられ、水車小屋には本物の水が使われていたりして、かなり手の込んだものです。そのほか羊飼いや陶器を売る店など、当時の人々の生活の様子が再現されています。

12月初旬から1月初旬までにスペインを旅されることがありましたら、教会やその他市役所関連の公共の場などでベレンが飾られているので、是非とも実物をいくつか見ていただきたいです。

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2017年11月30日

リーガ・エスパニョーラニュース

リーガ・エスパニョーラと言えば、サッカーで世界最高峰のリーグとして名高いことは、みなさんよくご存じかと思います。ですが、審判のレベルも世界最高峰と言えるかというと、そうではなさそうです。確かに審判も人間ですから間違うこともあるでしょう。でも、明らかなゴールをノー・ゴールとされることが続いては、ファンは黙っちゃいないですよね。

それは、現在リーガ・エスパニョーラ一位と二位の試合、バルセロナとバレンシアのバレンシアホームで行われた11月26日の試合です。私たちはテレビ観戦していました。メッシがシュートしたボールをキーパーがはじいてゴールに入ってしまったのをかろうじて外に出したのですが、明らかにボールがゴールラインの中に入っています。審判はノー・ゴールと判断してしまいました。バルセロナの選手は抗議しましたが、認められず、結局試合は1-1の同点で終了しました。

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バルセロナは昨シーズン2017年1月のベティス戦でも明らかにゴールラインを割っているのにもかかわらずノー・ゴールとされたことがあり、この試合も同点で終了したので、勝ち点2が失われたということとなります。

またこういう誤審が起こってしまったことにより、今、ホークアイ(審判補助システム)導入を望む声が高まっているそうです。実は、イギリス・イタリア・ドイツ・フランスなどのリーグでは既に導入されているそうです。それなのにどうしてリーガ・エスパニョーラでは導入されていないのか?一部にはお金の問題があると報道されているようです。

リーガ・エスパニョーラの日本人選手の話題を少し。

残念ながら9月16日のバルセロナ戦でゴールを決めながら左足の負傷で試合から離脱していたヘタフェ所属の柴崎岳がようやく12月くらいから復帰するそうです!12月9日には、あの乾選手がいるエイバルとの対戦があり、その試合から復帰できるのではとの期待が高まっています。

そして、もう一つ話題を。これは、コパ・デル・レイ(国王杯)の話題なのですが、、、今週水曜日、カンプ・ノウで行われるセグンダ・ディビシオンB(3部リーグ)のムルシアとのコパの試合がありますが、ちょうど出張でバルセロナに行く夫がチケットを購入しようとして、驚きました。なんとチケットの価格がかなりいい席で25€だったのです。まぁ、平日の試合で、しかも相手がセグンダBですが、なんとお安いことか。普通のリーグなら100€は下らないようです。なので、どんな試合でもカンプ・ノウで一度試合が見たいという方にはお勧めです!

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2017年11月15日

ダリ(だれ)の子?

11月も半ばとなり、マドリードでは最低気温が2-3度となり、かなり冷え込むようになってきました。スーパーマーケットなどではクリスマス関連の商品がもう並べられ始めています。

そんな中、かなり遅くなってしまったのですが、今年の夏にスペインを大いに賑わせたニュースを紹介したいと思います。

それは、あの奇才「サルバドール・ダリ」の娘だと名乗り出ていたピラール・アベルという女性が本当に親子関係にあるのか調べるために、裁判所の命令により、ダリのお墓から遺体の一部を掘り出して、DNA鑑定をしたという驚くべきニュースです。と言っても、私は7月10日から日本にいたので、あまり知らなかったのですが、スペインに戻ってからこのニュースに大変驚きました。

その女性の母親は、ダリが51歳のときしばしば訪れていたという、カダケスにあるダリの別宅で働いていたそうで、その時ダリと秘密の関係にあったと言い、それを裁判官は信じるに至ったので、DNA鑑定をすることになったと、スペイン有力新聞のページには出ていました。

ダリの遺体は、バルセロナの北約140㎞にあるフィゲーラスにある、ダリ劇場美術館の中にあるお墓に埋葬されていました。2017年7月20日、そのお墓から、髪の毛、爪、歯、長い骨二本を約4時間かけて掘り出したそうです。あまり、想像したくないですよね。
女性の方は、唾液からサンプルを取り出したそうです。

そして、9月初め、DNA鑑定の結果、二人は親子関係にないということが判明したという発表がありました。

もし、この女性がダリの娘だという結果がでたら、ダリの遺産(一部の報道では約375億円)の4分の1を女性が相続する権利を有することとなったそうですが、、、そうならなかったために、もちろん相続の権利はないし、おまけにこの一連の裁判や鑑定にかかった費用を払わなければならないそうです。

サルバドール・ダリについては、2009年にこのコラムに記事を書いています。ダリが眠っているダリ劇場美術館のあるフィゲーラスには、その後AVEが通るようになったで、バルセロナから約1時間で行けるようになりました。日本からいらっしゃる旅行客の方は結構日程がきつくて、なかなかフィゲーラスまで足を運ぶことができないかもしれませんが、二回目・三回目には是非是非訪れてみてください!


  ダリ El Hombre invisible(見えない男)
  レイナ・ソフィア芸術センター所蔵

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2017年11月02日

スペインお墓事情

今日は11月1日。スペインでは「諸聖人の日」の祝日です。この日には、亡くなった家族のお墓参りに行く慣わしがあり、1年のうち最も花が売れる日だと、朝のテレビニュースで言っていました。お墓に供える花で最もポピュラーなのは、菊だそうです。でも、日本の仏様やお墓に供えるあの典型的な白や黄色の菊だけではなく、形や色など様々なものが売れるそうです。別に決まりがあるわけでなく、その他の花、バラやカーネーションなどもよく売れる花だそうです。

この日は、毎年、お墓や葬儀に関する話題を話すことが多いですね。今日は、葬儀にかかる費用について詳しく説明していました。

今年の話題では、マドリードとスペイン南東にあるムルシアでの葬儀にかかる費用が違いすぎるということを強調していました。マドリードでは、ムルシアの24倍もかかるというのです。これは、葬儀に関わる業者で競争がないことを理由に透明性に欠けているのが原因ではないかと、消費者庁で指摘されたということです。

でも、マドリードで葬儀費用が平均約3500€(日本円で約50万円弱)というので、日本に比べるとかなりお安いですよね。日本では、墓地購入となると、東京と地方ではかなりの差があるでしょうが、葬儀費用に関してはそれほど地域差はないと思います。

スペインでは埋葬が多いのですが、埋葬するお墓によって値段も違います。地下に埋葬する場合、当然場所をとりますから費用がかかりますが、Nicho(ニチョ)と呼ばれるアパート式のお墓はリーズナブルなお値段で借りることができるそうです。

また、去年の同じころに書いた投稿「諸聖人の日」で、この日に食べるスイーツについて書きましたが、カタルーニャでは違うお菓子を食べる習慣があることを最近知りました。それは、Panellet(パネリェッ)というもので、マサパンの生地に松の実をまぶして焼いてあるものだそうです。おいしそうですが、たくさん食べるとカロリーが高そうですね。

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*写真はほかのサイトからの拝借しています。

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2017年10月18日

久しぶりの雨☂

本当に久しぶりの雨です!8月の終わりごろにマドリードに戻ってから、約2か月間、雨の日はゼロだったんじゃないでしょうか。そのため、日中の気温はずーっと30度近くまで上がっていたし、水不足で農業に携わる人々はやきもきしていたと思います。

全く雨が降らなくても、私たち、農業に関係のない人たちは、雨より晴れの方が気持ちいいし、外を歩くのも歩きやすいからいいのですが、一つ困ることがあります。それは、マドリード市街地の大気汚染問題です。(実際にはもっと困ることはもちろんあります。)

雨が降らないと、大気汚染が段々進むようです。雨には空気中の汚染物質をきれいに流してくくれる作用もあるようです。なので、つい先日も(マドリードで雨が降る前)、基準値をオーバーしたと言うことで大気汚染対策が取られました。首都高速のようなM-30で速度が70㎞に制限され、またマドリード市街地の道路にある駐車スペースに郊外からの車が駐車できなくするものです。

実は、先週の10月13日に今回の衆議院議員総選挙の在外投票するためにマドリードの中心地にある大使館まで車で行こうと思っていたのですが、朝のニュースで対策が取られていることを知り、急きょ電車と地下鉄で行くことにしました。郊外の住んでいるところから日本大使館まで車なら20分くらいですが、公共交通機関を使うと1時間弱はかかります。

そして、もっと大気汚染が進むと、それは大気中の二酸化窒素の濃度で測定しているらしいですが、中心地に入ることができる車が規制されます。まだ濃度がそれほどでもない前の段階では、道路にある駐車スペースに駐車ができなくなるのですが、最高の規制がかけられると中心地に住んでいる人も含め、ナンバーが偶数か奇数かで通行できなくなるのです。しかし、ハイブリッドや電気自動車はこの対象外となっています。

これから気温が下がってくると、日中に排出された汚染物質が上にあがっていかないため、余計に汚染物質濃度が高まる恐れがあります。

車を使えなくなる不便さを恐れるからではなく、住民の健康のため、あるいは未来の住民のため、大気汚染を気にしなくてもよくなる日が来るといいですね。


   旧シベーレス宮殿
   マドリードでも最も交通量が多いところの一つです。

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